市場の将来を握る802.15.4とZigBeeソリューション"In a Box"

IEEE802.15.4を利用する無線PAN(WPAN)と、導入目前のZigBeeネットワークレイヤーの年間出荷台数は、2008年には1億5000万台を超えると見られている。

インスタット/MDR社によると、新技術IEEE802.15.4を利用する無線PAN(WPAN)と、導入目前のZigBeeネットワークレイヤーの将来は確実視されているという。この積極的な動きを勘案すると、年間出荷台数は2008年には1億5000万台を超えると見られている。インスタット/MDR社は、システムプロバイダに対する取材から、シリコンベンダはZigBee搭載機対応ソリューションの実現によって、ビジネスチャンスが大きくなると見ている。

「ZigBee仕様の発表は2004年の第4四半期になると予想されているが、無線に関する新技術のこれまでの公開時期を考えると、公開は予測よりも遅くなり、市場の受入れも期待ほど速くは進まないことは分かっている」とインスタット/MDR社の調査部長Joyce Putscher氏は述べている。さらに、積極的な進展はシステムが市場に入ってから起きるものである。Putscher氏は次のようにも述べている。「2004年は発展、もしくはシリコンの年だったといえる。また、2005年はテストと市場での実験の年に、そして2006年はZigBeeが実際に市場で展開し始めるソリューションの年になると予測できる。」

インスタット/MDR社はまた、次のような調査結果を明らかにしている。

・ZigBeeは商業ビルの制御で、大きく活用されることが予測されている。家庭のオートメーション化や産業用アプリケーションもその後に続くと見られている。

・他の周波数やチャネルが中国と欧州で拡大する可能性はあるが、このような変化は急速に起こるものではない。インスタット/MDR社は2.4GHz帯が独占する802.15.4市場のシェアを調べ続けている。しかし、重大な動きは北米を起点として915MHz対応ソリューションで起きている。

・この業界での動きは、ZigBeeが他のネットワークやネットワーク対応スタックとも互換性を持つことになることを示している。多くの企業は、様々なタイプの組み込み型ゲートウェイやブリッジを可能にするソリューションの開発に臨んでいる。

インスタット/MDR社の調査レポート「IEEE802.15.4:プロバイダは"ZigBee in a box"を求めている」は、技術と市場の概要を提供している。

また次のセグメントについては、2004年から2008年までの予測データを提供している。

oアプリケーション別
o周波数帯別
o地域別
o外部ホストコンピュータ用MCUと一体型の比較

ノードとチップセットについては、それぞれの台数、収益およびASPを、最も良い場合と悪い場合の2種類の、2004年から2008年までの予測データを提供している。また、企業ごとのマトリックスも提供されている。

◆調査レポート
IEEE802.15.4:プロバイダは"ZigBee in a box"を求めている
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◆インスタット/MDR社について
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