世界のCATV産業は、HDTV、PC、携帯電話(その他のポータブルデバイスを含む)の3つの画面に対して、一日中サービスを提供するいわゆる「Three Screen」サービスの競争の真っ只中にあると米国調査会社インスタット社は報告する。その結果、ケーブルテレビインフラストラクチャの販売額は、2006年の約9億2540万ドルから、2010年には21億ドルへと、力強く継続的な成長が予測されている。
「CATV産業は、「Three Screen」通信サービス提供の競争において、すべてのインフラを接続するためにコツコツと努力を重ねている。システムオペレータは、スーパーヘッドエンドを構築し、ローカルヘッドエンドをアップグレードして、最大の提供範囲と最大のサービス数を可能な限り小さいコストで築き上げ、規模の経済を獲得する必要がある。ケーブルオペレータにとって、FMCが最も急速に伸びる市場であり、携帯電話業界を混乱させるだろう」と、インスタット社のアナリストGerry Kaufhold氏は語る。
インスタット社は、下記についても調査した。
■ HDTVサービスとビデオオンデマンド(Video-on-Demand)は、拡大によって、ギガビットイーサネットビデオスイッチ、SDV (Switched Digital Video) の開発、QAMの多チャンネル化、1ギガヘルツのファイナルマイル機器の普及に向けた新たな体制を促すだろう
■ モジュラーCMTS (M-CMTS、Modular Cable Modem Termination Systems) とワイドバンドケーブルモデムは、電話会社のADSL、VDSL、FTTHに対抗して、高速データサービスをアップグレードする流れとなるだろう
■ 北米では2006年後半に、Sprint NextelとComcast、Cox、Time-Warner、Advance/Newhouseが、ケーブルブランドの携帯電話サービスを提供するジョイントベンチャーを立ち上げる。さらに、FMC (Fixed Mobile Convergence) がビデオサービスを革新し、ケーブルテレビ向けインフラの無線機能を拡張して、携帯電話市場を混乱させるだろう
■ ケーブルテレビ産業は、急速にVoIP (Voice-over-IP) サービスをとりいれつつある
インスタット社の調査レポート「ケーブルTVのヘッドエンド調査:FMCでIPTVに反撃するCATV - Cable TV Head-Ends: Fixed Mobile Convergence (FMC) Powers Cable TV Counterpunch to IPTV」は、ケーブルテレビ向けのインフラストラクチャの世界市場を調査している。スーパーヘッドエンド、ローカルヘッドエンド、QAMハブ、FMCインフラの、2010年までの新設とアップグレードの予測を、世界の4つの地域を対象に行っている。年間投資額20万ドル以上のプロジェクトとなる大きなシステムだけを調査し、ケーブルテレビ向けのインフラ機器の設計、製造、インストールとメンテナンスを行う主要な企業の詳細なプロフィールを掲載している。
調査レポート
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ケーブルTVのヘッドエンド調査:FMCでIPTVに反撃するCATV
Cable TV Head-Ends: Fixed Mobile Convergence (FMC) Powers Cable TV Counterpunch to IPTV
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