アジア太平洋地域のパワーサプライとパワーマネジメント用ICのシェアは世界市場の70%に迫る

米国の調査会社ベンチャーデベロップメント社(VDC)は調査報告書において、アジア太平洋地域のパワーサプライとパワーマネジメント用のICは2005年は90億ドルにのぼり、世界市場のシェアの68.6%を占めたことを報告している。

米国の調査会社ベンチャーデベロップメント社(VDC)の調査レポート「パワーサプライとパワーマネジメントIC市場調査:世界市場分析(第5版) - パワーサプライとパワーマネジメントIC市場調査:世界市場分析(第5版)」によれば、アジア太平洋地域のパワーサプライとパワーマネジメント用のICは2005年90億ドルにのぼり、世界市場のシェアの68.6%を占めたとのことである。

アジア太平洋地域は現在のところ世界最大の市場ではないが、年平均成長率(CAGR)14.2%で急速に成長し、2010年には市場規模167億ドルで世界の70%を占め、間違いなく世界最大の市場となるだろう。南北アメリカとEMEA市場は、2010年まで共に10%以上の年平均成長率(CAGR)で成長を続けると予測されるが、アジア太平洋地域の急速な成長によって両地域の世界市場のシェアは奪われるだろう。

その他の調査結果は以下の通り。

◇ アジア太平洋地域は、パワーサプライとパワーマネジメントICを搭載する製品や機器のほとんど大部分の生産を担っており、今後も世界のエレクトロニクス生産の中心地であり続けるだろう。既に大きな市場であった日本、韓国、台湾などの国々に続いて、中国とインドがOEMとして確立し、ますます世界のエレクトロニクス市場における大きなシェアを築きつつある
◇ この成長は、中国などの国々へのエレクトロニクス生産の移動によってもたらされたと考えられる。日本、韓国、台湾などの先行する大きな市場が既に成熟し、成長が停滞しても、中国がアジア太平洋地域の成長をもたらしている。中国市場の最も明白な利点は作業コストが削減できる好ましい労働市場である
◇ 中国の国内市場の可能性は、その大きな人口もOEMにとって有利である。中国がエレクトロニクス市場での主導権を握れば、労働現場での技術や教育は向上し、一層魅力的な生産拠点となりつつある。低い労働コストで高い生産性と品質を実現することができる
◇ また、エレクトロニクス生産はインドでも増加している。しかし、インドが低価格の設計の中心地として成長し、エレクトロニクス製造において中国を牽引することが予測されている。インドで設計されたものが中国で製造されるというケースが増加するだろう


調査レポート
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パワーサプライとパワーマネジメントIC市場調査:世界市場分析(第5版)
Power Supply and Power Management Integrated Circuits
Global Market Analysis - Fifth Edition
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