SPSS、「第6回SPSS Open House研究奨励賞」受賞者発表

~応募総数31件の中から最優秀賞は京都大学大学院の李 泰氏が獲得、最優秀賞を含め20点が「SPSS Open House 2006」の会場でポスター展示~

エス・ピー・エス・エス株式会社 2006年10月05日 09時00分

  Predictive Analyticsを提唱するエス・ピー・エス・エス株式会社(以下 SPSS Japan)は、大学院、大学でSPSS製品を使用している学生の研究助成を目的とした「第6回 SPSS Open House研究奨励賞」の受賞者を発表しましたので、お知らせします。
 「SPSS Open House研究奨励賞」は、株式会社インテージ(以下、インテージ、所在地:東京都千代田区神田練塀町3番地インテージ秋葉原ビル、代表取締役社長:田下憲雄氏、資本金:16億8,140万円、URL:リンク)の協賛を得て2001年に創設され今年で6回目を迎えます。今回、応募総数31件の中から最優秀賞を獲得したのは、統計解析ソフト「SPSS」を使用して「複合的原産地情報とブランド名が製品情報処理能力の低い消費者の製品評価に及ぼす影響」の研究テーマに取り組んだ京都大学大学院3年生の李 泰(イ キョンテ)氏、優秀賞(大学院生、大学生各1名)は、拓殖大学大学院2年生の篠崎 広和(シノザキ ヒロカズ)氏、専修大学3年生の田中 晴基(タナカ ハルキ)氏が獲得しました。
 最優秀賞、優秀賞をはじめとする各賞の受賞者は、10月24日、25日の2日間にわたって東京ドームホテル(所在地:東京都文京区後楽1-3-61)で開催される「SPSS Open House 2006」の会場で表彰され、各研究テーマは最終選考に残った15件の研究テーマと共に会場でポスター展示されることになっています。

<受賞概要>(敬称略)
最優秀賞
受賞者:李 泰(京都大学大学院3年生)
研究テーマ:複合的原産地情報とブランド名が製品情報処理能力の低い消費者の製品評価に及ぼす影響

優秀賞
受賞者:篠崎 広和(拓殖大学大学院2年生)
研究テーマ:デザイン知識が判定構造に与える影響の比較

優秀賞
受賞者:田中 晴基(専修大学3年生)
研究テーマ:ドラッグストアにおけるLTV向上策

INTAGE賞
受賞者:松浦 直己(兵庫教育大学大学院2年生)
研究テーマ:少年院生における、非行化の危険因子に関する累積的相互作用の検討-発達的、小児期逆境的、家族的特性の調査-

SPSS賞
受賞者:佐々木 亨(北海道大学大学院1年生)
研究テーマ:道央圏の観光地イメージに関する研究~テキストマイニング手法を用いた観光地イメージ分析

 「SPSS Open House研究奨励賞」は、2001年に創設され今年で6回目を迎えます。主催するSPSSは、産学協同をビジネスの柱の一つに据え、多くの権威ある学識経験者と連携して案件に取り組んでいることから、「SPSS Open House研究奨励賞」では、そうした学識経験者に審査の面で協力を得ており、応募者にとって研究テーマが評価される貴重な機会が得られる場となっています。今回は、1月26日に応募を開始し、8月17日までのおよそ7ヶ月間に31件の研究テーマが寄せられ、専修大学ネットワーク情報学部教授の江原淳氏を審査委員長とする6名の審査委員会で厳正な審査が行われました。この結果、20件が選考に残り、最優秀賞(賞金15万円+副賞:SPSSトレーニングコース3コース)、2件の優秀賞(賞金10万円+副賞:SPSSトレーニングコース2コース)、インテージから贈られるINTAGE賞(賞金5万円+副賞:INTAGE提供)、SPSS賞(賞金5万円+副賞:SPSSトレーニングコース1コース)を選定しました。
※SPSS Open House 参加者特別賞(賞金5万円)は、来場者の投票によって決められます(受賞した研究テーマは対象外となります)。

 選考結果について江原審査委員長は、「どの論文も力作ぞろいで、審査員一同選考に迷う面もあったが、①研究目的や仮説がしっかりしていて、②データの獲得や処理に見るべきものがあり、③正しく統計処理をして、研究を前進させていることを選考のポイントを置き、それらの3点で最もバランスの取れた論文が最優秀賞に選ばれた」と選考の経過について話し、今後について、「SPSSだけでなく共分散構造分析ソフトAmosやデータマイニングソフトClementineを使用した論文もかなり増えてきた。今は、ソフトウェアの支援が得られる世代であるからこそ、果敢に新しいデータに挑戦するだけでなく、従来の研究の充分なレビューをふまえた仮説設定でそれぞれの学問領域を前進させて欲しい」と大きな期待を寄せています。
 審査委員として第一回から審査に加わっているインテージ営業本部営業企画部部長 宮首賢治氏は「SPSS Open House研究奨励賞」が6年にわたり継続していることについて、「第1回より全論文を楽しく読ませていただいています。論者がデータ解析をエンジョイしながら格闘している姿に、大いに共感と頼もしさを覚えます。わが国の知の将来を支えるのは、まさに若き学友諸君の好奇心と闘争心です。本賞は着実にその励みとなってきていると確信しています」としています。
 また、SPSS Japanの村田悦子上級副社長は、「権威ある学識経験者によって真剣に審査してもらえるということに加え、研究成果がイベント会場に展示され、ビジネスピープルに認知されることの意味は大きい。
これからも地道な努力を積み重ね、学生時代の研究成果をビジネスの世界で大きく花開かせてほしい」としています。
以 上


<ご参考>
□審査委員会
審査委員長:専修大学 ネットワーク情報学部 教授 江原淳氏
審査委員:成蹊大学 理工学部 教授 岩崎学氏
関西学院大学 文学部 教授 雄山真弓氏
明治学院大学 経済学部 教授 清水聰氏
早稲田大学 文学部 教授 豊田秀樹氏
株式会社インテージ 営業本部営業企画部 部長 宮首賢治氏
SPSS Japan Inc. 上級副社長 村田悦子
(五十音順)

<株式会社インテージについて>
インテージは、国内マーケティングリサーチのパイオニア、業界リーダーです。当社はグループ連結子会社6社とともに、お客様のマーケティング活動とビジネスプロセスの最適化に貢献するインテリジェンスプロバイダーとして、強固で高品質なマーケティングリサーチ基盤に、インターネットに代表される高度で最先端のIT・ソリューション技術を融合し、お客様が日々直面する経営課題への「最適解」を提供しています。

<SPSSについて>
 SPSS Inc.(NASDAQ-SPSS)はPredictive Analyticsソフトウェアおよびソリューション提供のリーディング・カンパニーです。Predictive Analyticsは現状および将来についての信頼できる結論を的確に描き出すように、データを戦略的で有効なアクションにつなげることを言います。民間企業、大学、公共機関など25万以上の団体がSPSSテクノロジーを活用し、増収、コスト削減、プロセス改善、不正の発見と防止などに取り組んでいます。Fortuneトップ1000にランクされる企業のうち95%以上がSPSSユーザーです。SPSSは1968年に設立され、米国イリノイ州シカゴに本社をおいています。
詳しくはWebサイトをご覧ください。
SPSS Inc.: www.spss.com / SPSS Japan: www.spss.co.jp

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