ドコモは生まれ変わることができるか?

2008年4月21日 13時00分

 NTTドコモがブランドロゴを7月より変更すること、既存顧客重視の姿勢に転換することを発表しました。契約者の純増数でソフトバンクモバイルなど他社に大きく水をあけられている中で、既存顧客を重視する方向に経営方針を転換するとともに、ブランドイメージを一新する考えのようです。ブランドの見直しを機に、ドコモはどう生まれ変わるべきでしょうか。パネリストの皆さんの意見を聞かせてください。


  • 奥木博一
    奥木博一さん (パーク24株式会社 業務推進本部 技術開発部 マネージャー)
    主要3陣営すべてに知人がいるので、突っ込んだ話ができませんが、これだけはという話をします。

    ドコモは追われる立場で、最低限現在のポジションを守ることが大事になります。追われる立場は大変です。文字通り「守りに入る」と差はどんどん縮まってしまいます。

    2008年3月期の携帯契約総数は、1億700万回線余。人口逓減段階に入った日本において、携帯ビジネスは立派な成熟産業です。今までの市場成長を当てにしたビジネスはできません。

    ドコモが今後も携帯市場をリードし続けるために、守るべきは「顧客」であって、自分たちではありません。自分たちのコスト構造を顧客に押し付けることなく、スピード感を持って変化に対応してゆく必要があります。(要は収益構造を、トップライン上昇主体からコスト低下主体へ変えることが重要だと言いたい)

    このブランドロゴ見直しは、顧客向けではなく、全従業員に対する「今まで通りではまずい」、「会社を変えるよ」というアナウンスメントであると捉えました。
    2008-04-23 11:04:00

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