グーグル、「Google Public DNS」を発表--DNSサービスを提供

文:Stephen Shankland(CNET News) 翻訳校正:編集部2009年12月04日 09時21分

 Googleは、インターネットの内部処理の主要な部分であるDomain Name System(DNS)を高速化したいと考えており、同社のアイデアを試してみたいと考えるユーザーを募っている。

 DNSは、人間が覚えることのできるテキストのアドレスを、インターネット上の情報を特定するために実際に使用される、数字のインターネットプロトコル(IP)アドレスに変換する、インターネットにおける重要な部分である。例えばCNET.comのIPアドレスは、216.239.122.102である。

 ユーザーがウェブページを訪問するとき、広大な分散ネットワークの一部であるDNSサーバは通常、ホスト解決と呼ばれるこの変換を何度も実行しなければならない。米国時間12月3日に発表した「Google Public DNS」サービスにより、このサーバの役割を負うことをGoogleは目指している。

 同社の製品マネージャーを務めるPrem Ramaswamiは、Google Public DNSサービスを紹介するブログ投稿で、「われわれの調査から、インターネットユーザーにとって速度が第一であることがわかった。そこでわれわれのエンジニアはこの数カ月間、ユーザーのウェブサーフィンの速度、安全性、信頼性の向上に向けて、パブリックDNSリゾルバの改良に取り組んできた」と述べた。

 Googleの検索サービスは、既にインターネットの世界の中心に君臨している。同社のDNSサービスが普及すれば、Googleの重要性がさらに高まることになるかもしれない。

 この取り組みに挑戦してみようという人に対し、GoogleはGoogle Public DNSサービスの使用方法を投稿している。自分のウェブサーフィングの履歴がGoogleの記録に残ることが心配な人は、Google DNSのプライバシーに関するページを確認するとよい。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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