グーグル、「Google Profile」を強化--登録ユーザーの情報を通常検索で表示

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:矢倉美登里、高森郁哉2009年04月22日 13時02分

 検索エンジンに自分の名前を入力するのは、インターネット上で自分がどう見られているのかを知る素晴らしい方法だ。ただし、最初の検索結果ページで、無為に過ごした青春時代の恥ずかしいエピソードが発覚してしまうこともある。だが、検索大手のGoogleは今後、プロフィール情報を同社と共有するユーザーに、検索結果に表示される自分の情報をより広範にコントロールする能力を提供する。

 Googleは複雑なアルゴリズムを使って、どのウェブサイトを検索結果のトップに表示するかを決め、上位10位に表示するサイトを選んでいる。だが、特定の人名を検索する人々のニーズがすべて満たされるわけではない。それをどの程度認めているのかはともかく、Googleは今後、独立した11番目の検索結果を表示することにした。それは、特定の名前の人物とその人の「Google Profile」ページへのリンクを表示する、特別な「ワンボックス」だ。

 Googleの製品管理担当ディレクターであるJoe Kraus氏は、「(Googleは)ユーザーに対し、自身に関する情報が望ましい形でより多く提示され、最適なコンテンツが表示されるよう、さらなる機会を提供する」と述べた。

 この機能が役に立つことを具体的に示すために、Kraus氏は「Brian Jones」という名前で検索する例を挙げている。The Rolling Stonesの初期のギタリストだった故Brian Jones氏とたまたま同姓同名だった場合、Googleでその名前を検索しても結果ページで上位に表示される可能性は低い。こうした状況が、結果ページの11番目にプロフィールを表示する機能によって改善されるが、その上に表示される通常の検索結果には影響しないという。

 ただし、その代償を払う必要がある。Googleで人名が検索された際に結果ページに表示されるようにするには、Google Profileでプロフィールを作成しなければならない。プロフィールに盛り込んだ情報が多ければ多いほど、11番目の検索結果に表示可能な4名に含まれる確率が高くなる、とKraus氏は説明した。

「Google Profile」 提供:Google

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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