MS、次期サーバーOS「Windows Server 2008」日本語版のライセンス体系を発表

 マイクロソフトは11月13日、仮想化テクノロジー「Hyper-V」を含む次期サーバーOS「Microsoft Windows Server 2008」日本語版のライセンス体系を発表した。

 Hyper-Vは、開発コードネームを「Viridian」「Windows Server Virtualization」と呼ばれ、今回、正式に名称が決定したハイパーバイザー型の仮想化テクノロジー。

 Windows Server 2008ファミリーは、「Windows Server 2008 Standard」「Windows Server 2008 Enterprise」「Windows Server 2008 Datacenter」「Windows Server 2008 for Itanium-based Systems」「Windows Web Server 2008」「Standard without Hyper-V」「Enterprise without Hyper-V」「Datacenter without Hyper-V」の8エディションとなっており、ボリュームライセンスプログラム、OEMプレインストールおよびパッケージ製品で提供する。なお、Hyper-Vテクノロジーは、x64版のみに含まれる。

 また、マイクロソフトは、Windows Server 2008とは別に、仮想化製品として「Microsoft Hyper-V Server」日本語版を提供することを決定した。ボリュームライセンスプログラム経由、OEMプレインストールで提供する。こちらはx64版のみの提供となる。

 Windows Server 2008およびHyper-V Serverのライセンス体系は以下の通り。

Windows Server 2008 Standard 日本語版

  • 5または10クライアントアクセスライセンス(CAL)付き、1仮想インスタンス実行権付き
  • Hyper-V 使用権付き
  • ボリュームライセンス、パッケージおよびOEMプレインストールでの提供
  • ボリュームライセンスはx86とx64を使用可能、パッケージはx86とx64メディアを含む、OEMは各社ごとに異なる

Windows Server 2008 Enterprise 日本語版

  • 25CAL付き、4仮想インスタンス実行権付き
  • Hyper-V 使用権付き
  • ボリュームライセンス、パッケージおよびOEMプレインストールでの提供
  • ボリュームライセンスはx86とx64を使用可能、パッケージはx86とx64メディアを含む、OEMは各社ごとに異なる

Windows Server 2008 Datacenter 日本語版

  • プロセッサライセンス(CALが別途必要)、無制限の仮想インスタンス実行権付き
  • Hyper-V 使用権付き
  • ボリュームライセンス、OEM ハードウエア プレインストールでの提供
  • ボリュームライセンスはx86、x64の使用権を含む、OEMは各社ごとに異なる

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems 日本語版

  • プロセッサライセンス(CALは別途必要)、無制限の仮想インスタンス実行権付き
  • ボリュームライセンス、OEMプレインストールでの提供での提供
  • ボリュームライセンス、OEM共にItanium版を使用

Windows Web Server 2008 日本語版

  • CALなし、追加仮想インスタンス実行権なし
  • ボリュームライセンス、パッケージおよびOEMプレインストールでの提供
  • ボリュームライセンスはx86とx64を使用可能、パッケージはx86とx64メディアを含む、OEMは各社ごとに異なる

Windows Server 2008 Standard without Hyper-V 日本語版

  • 5または10CAL付き、1仮想インスタンス実行権付き
  • Hyper-V 使用権無し
  • ボリュームライセンス、パッケージおよびOEMプレインストールでの提供
  • ボリュームライセンスはx86とx64を使用可能、パッケージはx86とx64メディアを含む、OEMは各社ごとに異なる

Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V 日本語版

  • 25CAL付き、4仮想インスタンス実行権付き
  • Hyper-V 使用権無し
  • ボリュームライセンス、パッケージおよびOEMプレインストールでの提供
  • ボリュームライセンスはx86とx64を使用可能、パッケージはx86とx64メディアを含む、OEMは各社ごとに異なる

Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V 日本語版

  • プロセッサライセンス(CALは別途必要)、無制限の仮想インスタンス実行権付き
  • Hyper-V 使用権無し
  • ボリュームライセンス、OEMハードウエアプレインストール
  • ボリュームライセンスはx86、x64の使用権を含む、OEMは各社ごとに異なる

Hyper-V Server 日本語版

  • 仮想化インスタンスでサーバーを使用するためには、別途サーバーライセンスの購入が必要
  • ボリュームライセンス、OEMハードウエアプレインストールで提供
  • x64版のみの提供

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