アドビ、マイクロストック写真を手がけるFotoliaを8億ドルで買収へ

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ)2014年12月15日 11時43分

 Adobe Systemsは米国時間12月11日、「マイクロストック写真」を取り扱う数少ない企業の1つFotoliaの買収で合意し、サービス企業になるための新しい一歩を踏み出した。Fotoliaのようなマイクロストック企業は、広告やパンフレットなどの出版物で利用できる画像をライセンス提供している。

 Adobeが11日に2014年第4四半期決算とともに発表した内容によれば、合意した買収金額は現金約8億ドルだという。同社はFotoliaの獲得により、Shutterstock、そして、Getty Imagesの子会社であるiStockphotoなどのロイヤリティフリーで画像をライセンス提供する企業と直接競合することになる。そればかりか、コンテンツの提供者として、またそのコンテンツの作成に使用するクリエイティブツールの提供者として、Adobeはさらに大きな影響力を手にする可能性がある。

 ストック写真は、今や写真業界の重要なビジネスとなっており、握手し合うビジネスパーソン、遊んでいる子供たち、新鮮なサラダなど、需要が繰り返し発生する写真が取り引きされている。ストック写真ビジネスを変えたのはインターネットで、大勢の写真愛好家が自分の写真を売ってちょっとしたお金を稼げるようになった。彼らが手にできるお金は、本職にするのは難しいが、趣味をそれなりの収入に変えるには十分な金額だ。このストック写真ビジネスにおいて、Adobeは大手の仲介業者となることを目指している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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