そして3Dプリントのキモになるのが印刷の設定だ。先ほど説明した積層ピッチの厚さ設定のほか、物体内部の密度設定、サポート材、ラフト材の設定などをする。物体内部の密度というのは、物体の内部に材料をいっぱいに充填するか、もしくはハニカム構造などにしつつ中空部分を作り、造型時間と材料を節約することができる設定だ。サポート材は、架橋構造のような空中に張り出した物体の下部に後から除去できる材料を積み上げて安定して造型できるようにするもの。ラフト材は造型する際の一番したに物体より一回り大きい下敷きを作ることで、高さのある物体でも倒れないようにするオプションだ。これらの設定を少し変えるだけでも造型の成否や品質が変わる