サービス提供者が数十万人単位のモニターを擁し、ネットでアンケート調査を実施できるネットリサーチの手法は数年前から注目されていたが、手間もかかり、意外とコスト高という声も一部にはあった。だがインバウンドマーケティングでネットリサーチを実施する場合、気軽かつ頻繁に行えることが重要だ。こうした需要に応じる形で、最近のネットリサーチでは、セルフ型で素早くでき、一回の調査を数万円単位といったものも増えている。後述するジャストシステムの『Fastask』などは、その代表的なサービスといえるだろう。
椿氏も「インバウンドマーケティングが注目されるようになった背景の1つとして、こうしたコンテンツ作りのための調査が低コストで迅速にできるようになったことが挙げられます」と、その有用性を認める。 「世論作り、コンテンツ作りにおいてアンケート調査は欠かせないものです。しかし、コスト負担が大きかったり、結果が出てくるまで時間がかかっていては、情報を提示するタイミングも逸してしまう。そういう意味ではネットリサーチの方法はとても有用だと思います」(椿氏)
利用内容に合わせて最低料金を低く抑えられるサービスの登場は、インバウンドマーケティングをこれから始めようという企業にとって朗報だろう。「潜在顧客の掘り起こしと継続的な関係向上」というテーマはこれまで企業のマーケティング担当者にとって現実的な解決策がなかなか見えてこないものだったと言える。手軽なネットリサーチの利用によって、多くの企業から、ユニークなコンテンツが生み出されることになるだろう。
本記事で指摘するように、これからのマーケティングにおいては、即時性のあるデータの収集・活用が欠かせない。構築したコンセプトの有効性から世論形成、コンテンツ作りなど、あらゆるフェーズで迅速に調査データを採取できるかが、プロジェクトのゆくえを決めるといってもいい。
それだけに、いかに効果的なソリューションを選択できるかは極めて重要だ。一般的なネットリサーチに対しマーケット担当者が抱く印象として、「費用が高いうえに、打ち合せや見積もり・発注などに時間がかかり、使い勝手が悪い」といった声は、少なからず挙がってくる。そこで考えたいのが、「セルフ×クラウド」で素早くデータを収集できる『Fastask』のようなアンケートサービスだ。
同サービスはジャストシステムが提供しており、HTMLの知識がなくても、アンケートの内容が決まった段階ですぐ調査票の作成に着手することができる。さらにアンケートの回収状況もリアルタイムで確認できるなど、機動性の高さも特長。回答状況にあわせてアンケートを終了したり、依頼メールを送信するなど、必要なときに必要な対応をすぐに行えるサービスだ。インバウンドマーケティングを成功に導きたいマーケティング担当者には、ぜひ注目してほしい。詳しくは下記よりダウンロード可能だ。
椿氏の解説:
「製品のプロモーション実施時は、リーマンショックの後で家計の財布の紐も固くしまっていた時期でした。そこで、余ったご飯の上にクノールのスープをかけ、ムダなく、おいしく、食事を楽しむというコンセプトを提示しようと考えました」
椿氏の解説:
「この調査で、消費者の実情がつかめるとともに、余ったご飯にスープをかけて食べるという方法に興味を持ってくれる人が相当数いることが分かったのです」
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手