お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

NECが語るバックアップ現実解~あらためて見直すテープバックアップの利便性

テープは"高くて遅い"は大きな誤解

 SMBはバックアップにかけられる予算が少ない、という点については前回、前々回でも話題に上ったが、谷長氏によれば「実はバックアップをまったく取っていないという企業はSMBであってもほとんどない」という。だがやはり装置単体のコスト的な問題から、安価なディスク装置でのバックアップというケースが現状として多いようだ。

 コストやパフォーマンスという面から考えると、たしかにディスクは一時的なバックアップ手段としては優れています。しかし寿命や故障率、エコといった観点では、明らかに問題点もあるのです。だからこそNECとしては、ここであらためて、テープバックアップの利点について明確にしておきたいと考えています(谷長氏)

 このように谷長氏が強調する背景には、一般的にはテープメディアへの理解が二極化している現状がある。実は最近のテープ装置は高スペックで転送速度も速い。長所を知り有効活用する企業にとって手放せない存在だ。だがコンシューマ分野では利用されないこともあり、テープメディアに馴染みのない企業からは”昔のメディア、レガシーなバックアップ手段”と誤解されてしまうのだ。

 ディスクは安くて高速、テープは高くて遅いというイメージは完全な誤解です。大容量データをバックアップできるテープは、G(ギガ)バイトあたりのコストで比較するとディスクより有利です。大容量になればなるほどその傾向は大きく、容量としても、LTO5であれば1時間あたり最大504Gバイトものデータをバックアップ可能なのです(谷長氏)

 このほか挙げられるテープのメリットとしては、その可搬性がある。メディアを外部保管することができるので、災害が発生してもデータを保護しやすい。またエコの面でも、ディスクに比べて消費電力を考える必要がない。


 法律的な要求から長期保存が必要なアーカイブの場合は、なおのことテープのほうが望ましいですね。アーカイブ義務があるデータの場合、通常は書き換え不可(WORM: Write Once, Read Many)で保存しなければなりません。そういったデータは法令遵守の面からも上書きが容易なディスクではなく、テープに保存すべきです。基幹システムのデータなども同様です(海野氏)

関連リンク
バックアップの手法を知りたい
データ保存のすすめ「バックアップ」
バックアップ製品情報を知りたい
NECの小規模バックアップ装置ラインナップ
製品に関するお問い合わせ

NECファーストコンタクトセンター
TEL:03-3455-5800 
受付時間:月~金(祝日を除く)
9:00~12:00、13:00~17:00
URL:
http://www.nec.co.jp/products/pcserver/index.shtml

特集インデックス
提供:NEC
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2011年10月31日