バックアップ再考~語られた企業側の実情 目的意識を確立できるかが、成否を握る
「取って終わり」では、今後を乗り切れない
金谷:クラウドについてはどうでしょう。企業側がコストメリットに着目し、バックアップに利用したいという声は聞かれますか?
菊池: 情報系のデータならともかく、基幹システムのデータのバックアップをクラウドのような外部に置くことに対しては、コストとサービスレベルを考える必要があります。自社で持つべきデータと外に置いてもよいデータの切り分けは、企業規模を問わずにきっちりやるべきではないでしょうか。
露木: クラウドはやはり、それを使ってサービスを展開するという利用のほうが一般的かと思います。ただ、バックアップに限らず、大事なデータを外部に預けるのであれば、そのチェックはしっかりやるべきでしょう。
金谷:中堅中小企業は今後、どのような目的意識を持ち、バックアップおよびアーカイブを見直すべきでしょうか。
露木: バックアップは取るだけでは意味がありません。我々としては、リカバリまで含めた最適なバックアップシステムをご提案したいと考えますので、できるだけデータを戻すときのイメージを具体的に描いていくことが、まず重要と思います。
そして提言したいのは、ディスクとテープの使い分けを最適化するだけでも、ずいぶん変わるということです。日々のデータのバックアップは単体装置コストの安い高速なディスクに、OSなどの基幹システムや法的な視点を意識した重要ファイルは長期保存や遠隔地保管を意識してテープでアーカイブ、といった具合にそれぞれのメディアの特質を生かした使い分けです。テープデバイスにもDAT、LTOなどさまざまあるので、保存するデータに応じて使い分けることをお勧めしたいですね。
菊池: ひとくちに「データを守る」と言っても、何の脅威から守るのかを今一度考えていただくことが、何より大切です。自然災害からなのか、ウイルスなのか、あるいは意図しないオペレーションミスなのか… それによって、選ぶべきバックアップのスタイルが見えてくるかと思います。そうすることで、法的な部分への配慮も、考えることが可能になってくるのではないかと思います。
今後は我々ベンダー側としても、予算や法的な側面を考慮しバックアップに関する選択肢をさらに広げます。さまざまなサービスを含めたバックアップのメニューやオプションを増やしていく予定ですので、お気軽にご相談いただきたいですね。
金谷:ありがとうございました。
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