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MOTOROLA PHOTON--モトローラ日本再来の本気度を感じるスマートフォン

2011年春、Androidタブレット「MOTOROLA XOOM」で鮮やかに日本市場に復活したモトローラが放つ、同社の本気を感じさせるスマートフォンが「MOTOROLA PHOTON ISW11M」だ。モトローラがPHOTONによって新たに巻き起こそうとしているムーブメントとは何か?自他ともに認める大のモトローラファン、木暮 祐一氏が徹底レビューする。

世界のムーブメントの先駆けをいくメーカー

 モトローラは携帯電話端末メーカーとしては最古参の老舗として知る人ぞ知るブランドである。そして、世界の携帯電話進化を牽引してきたメーカーであることを忘れてはならない。たとえば、1990年代の携帯電話小型軽量化戦争に火をつけたのはモトローラである。わが国で、まるで「辞書」のような携帯電話・TZ-803Bがレンタル開始された1989年に、モトローラはポケットに入れられるハンディタイプの携帯電話「マイクロタック」を発売し携帯電話に関わるあらゆる技術者を震撼させた。このマイクロタックに刺激を受けたNTTの開発陣営が、その後マイクロタックに対抗できる小型軽量端末開発を目指し、生まれてきたのが「ムーバ」だったというのは有名な話である。その後、'90年代後半まで端末メーカー各社が「世界最小・最軽量」を目指した端末開発を繰り広げるが、その競争となる指標はつねにモトローラだった。

共に木暮氏が所有する、1989年にわが国で発売開始された端末だ。左はNTT(当時)のTZ-803B、右は関西セルラーのHP-501(モトローラ製)。その小型化ぶりは一目瞭然。
共に木暮氏が所有する、1989年にわが国で発売開始された端末だ。左はNTT(当時)のTZ-803B、右は関西セルラーのHP-501(モトローラ製)。その小型化ぶりは一目瞭然。

 2000年代に入ってからは、モトローラは超薄型の折りたたみ端末「MOTORAZR(モトレーザー)」と呼ばれるシリーズを世界中で大ヒットさせた。わが国でもNTTドコモからM702iSとして2006年に発売されている。2000年代後半は全世界的に「薄型モデル」の流行が広まっていったのだが、そのきっかけこそがMOTORAZRの大ヒットだったと言われている。わが国でもその後折りたたみタイプの超薄型端末が各社から続々と登場した時期があったが、言ってみればMOTORAZRの影響を受けたと言って過言ではない。ちなみにMOTORAZRシリーズは全世界で累計1億5千万台におよぶの販売実績を誇り、アメリカにおいては2008年7~9月期にiPhone3Gに抜かれるまで、3年間に渡って販売台数1位を誇っていた。


MOTORAZR V3 Cellular Phone
世界的ヒットとなったMOTORAZRだ。発売は2004年。

MOTORAZRや現在のPHOTONに至る礎となった、モトローラの代表的な歴代端末。

説明
世界初の商用機
DynaTAC を投入
1983 年
説明
小型軽量化で市場を驚かせたMicroTAC
1989 年
説明
世界で初めて公開されたGSM携帯電話システム
1991 年
説明
小型折りたたみ機として不動の人気を誇った名機StarTAC
1996 年

 そのモトローラは、わが国においてはMOTORAZR(NTTドコモのM702iS、M702iG)以降、本格的な携帯電話端末を発売せず、ヒット端末の投入が待たれていたが、2011年春にauを通じてAndroidタブレット「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」を発売、日本市場への復活を宣言した。これに続き満を持して市場に投入したスマートフォンが、以降で詳しく解説する「MOTOROLA PHOTON ISW11M」である。

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提供:モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2011年12月31日