今回ご紹介している3つの機能のうち、もっとも出番が多そうなのがインカメラで使える美肌モード「Beauty Face」だ。画面上のメニューに星のついた女性のアイコンが現れたら「Beauty Face」が有効になった証拠。タップするとスライダーが1本現れるので右側に動かしていくと、最大8段階まで肌の質感を調整できる。
目を黒目がちなデカ目にしたり、顔の輪郭をシェイプアップするといった効果はないものの、非常にきれいに撮れるのが特長だ。肌をなめらかに、かつ明るく健康的に見せる機能が抜群にいい。レベル4くらいで、シミ、シワ、緩んだ毛穴などお肌の悩みは解消されるといっていいだろう。レベル8までアップすると15歳は若返るような気がする。
そんな機能はしょせんお遊びでは、と思うかもしれない。しかし、自分の見た目にコンプレックスを持つ女性には最高のツールだ。これさえあれば迷うことなく景色に自分を入れて撮れるし、人に見せられるからだ。
筆者はSNSにおける自撮りが厳密にリアルである必要はないと思っている。見せることを前提としたモデルですら、無修正の広告写真がないのと同じ。一般人ならなおさらだろう。
実際に「Beauty Face」を適用した写真をSNSにアップしてみたが、リアルな筆者(化粧はしているが)を知っている人までが、肌がきれいだと賞賛しはじめたのである。さすがにダマされすぎだろうと思ったが、モバイルデバイスやインターネットの技術に明るい業界の面々ですら、きれいに見えるものは嬉しいのだ。
以前ならアプリを使って加工していたものが、今や撮影時にその効果を確認しながら撮れるようになりありがたい限り。せっかくなので、次は白髪のリタッチモードをお願いしたいがいかがだろうか。
実はもう1つ、知っていると便利な機能をご紹介しよう。「トラッキングAF」だ。
タップで被写体にフォーカスすると、その被写体が動いても、そのままフォーカスしつづけてくれるというもの。動物や子ども、風に揺れる花など動きやすいものを撮るときに向いているというと分かりやすいかもしれない。
自分がちょっと動いてしまっても、狙った被写体に合わせ続けてくれるというメリットもあるため、これを有効にしているのといないのでは撮りやすさがまるで違うのだ。最近もかなり揺れる花を撮ってみたが、かなりしっかり追いかけてくれた。
「トラッキングAF」は画面左上のアイコンから設定を開くと確認できるので、静物以外の被写体が多いという方はぜひ有効にしておこう。格段に撮りやすくなるはずだ。
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