単一サーババックアップからレプリケーション&HAまでをカバーする「CA arcserve Unified Data Protection」

CNET Japan Ad Special2014年05月14日 11時40分

仮想も物理も統合して1画面から管理

 もう1つの大きな課題は、サーバ仮想化によるバックアップ運用の複雑化だ。仮想化統合基盤を上手に取り入れている企業は増えているが、仮想サーバと物理サーバとを全く同じには扱えないという場合も多い。しかし「UDP」の場合には気にする必要はほとんどない。

 まず物理サーバと仮想サーバを1画面で統合管理できるため、管理者は基本的に今扱っているサーバが物理マシンなのか、仮想マシンなのかを気にする必要はない。指定曜日を除外したり日次・週次・月次などを柔軟に設定できるようになったバックアップスケジュールの設定も統合管理画面から物理・仮想のどのサーバにも行うことができてしまう。

 また仮想化基盤のエージェントレスバックアップも強化された。これまでVMwarevSphereに対応していたエージェントレスバックアップが、Microsoft Hyper-Vにも対応した。仮想マシンにいちいちエージェントをインストールせずにバックアップポリシー(プラン)を割り当てるだけでバックアップできるため、作業がスムーズだ。

 これまでarcserveD2Dで好評だった、エクスプローラからドラッグ&ドロップするだけのリストアや、物理・仮想を問わない形でのシステム復旧・リストアといった機能はもちろん持っている。さらにLinuxサーバのバックアップも1画面から統合管できるようになった。

 物理サーバと仮想化統合基盤が混在するような環境であったとしてもUDPひとつで管理できるのは、いままで異なるツールで管理しなければならなかったIT管理者にとって、作業効率を大幅に高められることは間違いないだろう。

物理/仮想環境、Windows/Linux OSなど複数サーバも1画面で統合管理

物理/仮想環境、Windows/Linux OSなど複数サーバも1画面で統合管理

遠隔地バックアップや事業継続も低コストに実現

 3つ目の課題として、災害対策に関するものがある。遠隔地にバックアップ拠点を設けて有事には即座にデータを移行、事業継続ができるようにしたい、という要望を経営層から突きつけられている担当者は多いことだろう。しかしそれには莫大なコストがかかると一般的に考えられている。また、手間の部分でも非常に面倒なことになりがちだ。

 そうした課題に対しても「UDP」は対応している。まず、バックアップデータを遠隔地のサーバに複製する機能が標準で利用できる。さらに、「ローカル&リモートバーチャルスタンバイ」という機能を用意した。あらかじめ仮想マシンにバックアップデータをスタンバイさせておき、問題が発生すると数十分から数時間程度のタイムラグでスタンバイしていた仮想マシンを自動的に立ち上げて代替運用してくれる。遠隔地の仮想サーバにスタンバイしておけば災害対策としての有効だ。これならば追加コスト無く実装できる。バックアップデータから指定したファイルをクラウドストレージにコピーできる機能も標準で搭載しているため、遠隔地にサーバをもてない場合にもクラウドへデータを転送するという形で、主要拠点外に保管したデータを活用して災害時に対応することが可能だ。

 また、すでに「CA arcserve Replication/ High Availability」を導入している場合は「UDP」のコンソールから統合管理することも可能だ。テープメディアへの二次バックアップにも対応しており、企業の要求する複雑な処理を簡単に行えるように作られている。

災害対策も1つのソリューションで実現

簡単に遠隔地へのバックアップや事業継続への対応が行える
簡単に遠隔地へのバックアップや事業継続への対応が行える

"全部入り"で、シンプル・リーズナブルな価格体系

 これまでに紹介した機能は、基本的に標準機能として提供される。「UDP」はバックアップそのものを行う「エージェント」と、バックアップデータの格納庫(データストア)を提供する「RPS」、バックアッププランの作成やレポート作成などを行う「統合管理サーバ」という3つのコンポーネントで構成されているが、構築は簡単で1度インストール作業を行った後にどのコンポーネントを利用するかしないか、といったことを管理画面上で選択するだけでコントロールできる。それによって、1台のサーバをバックアップするだけという最小限の形で導入してから徐々に拡張して災害対策まで行うというような導入方法も可能だ。

 そのためライセンス体系もシンプルだ。最も上位となる「Premium Plus」はHA機能とarcserve Backupの全機能を必要とする場合に選択。HAまでは不要なのならば「Premium」でよい。レプリケーションを行わないのならば「Advanced」になり、Exchange ServerやSQLといったものをバックアップ対象にしないのならば最も安価な「Standard」ですむ。ライセンスの種類はこの4つしかない。

 ライセンスの数は、バックアップ対象となるサーバ台数、もしくはソケット数に依存する。バックアップ対象が変わらない限りRPSを使っても使わなくても、仮想スタンバイを行っても行わなくても価格は同じだ。仮想マシンの時にはソケット数が基準となる。

 そして価格はかなりリーズナブルだ。サーバ1台あたり、またはソケット数1つあたりの「Standard」のライセンス費用はメンテナンス1年付きで8万円だ。台数が増えた時や、必要な機能が増えた時には逐次アップグレードする形で対応してもらえる。

ライセンス一覧

ライセンスの種類は4つ用意されている
ライセンスの種類は4つ用意されている
仮想サーバ上に複数の仮想マシンを立ち上げている場合、ライセンスは仮想サーバのCPUソケット数でカウントする
仮想サーバ上に複数の仮想マシンを立ち上げている場合、ライセンスは仮想サーバのCPUソケット数でカウントする

 バックアップの強化をする必要性を強く感じながらも、労力やコストといった問題から足踏みしていた企業にとっては非常に魅力的なソリューションだ。1つ導入して全てをまかないたい、できるだけシンプルにバックアップのさまざまな機能を利用したいという要望にしっかりと応えてくれるはずだ。

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