製品情報

MX620

ロジテック

MX620

【主なスペック】
【発売日】
2007年06月
【メーカーサイト】
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ユーザーレビュー

2008年01月17日 17時30分
前回と同じく、今まで使用してきたMX610の塗装
が剥げてきて手触りが悪くなり、気になって仕方
なかったので安くなってきた後継のMX620へ買い
換えました。MX610はサブ機用に下ろしてMX620
をメインで使い始め、しばらく経った時点での
レビューです。

まず、デザインはMX610譲りの左右非対称なものです。
今回は左手用のMX620Lは発売されなかったようですね。
今度もベースは従来のMouseMan+のような感じです。
カラーリングが暗めのシルバー1色となり、ボタンも
いくつか減っています。何より目立つのは金属製の
スクロールホイールです。これのおかげでMX610よりは
締まったデザインに見えます。底面には今回搭載された
MicroGear プレシジョンスクロールホイールの切り換え
スイッチが搭載され、レーザーエンジンが置いた状態で
右側に来るようになりました。レシーバーはノート用の
V450やV320に付属する、親指大サイズのものになりました。

基本スペックはMX610と殆ど同じで、レーザーセンサーや
電池残量LED、バック/フォワードボタンも付いています。
ただし双方向では無くなったようで、PCの電源が入って
いなければMX610は電源が入りませんでしたが、MX620は
動かせば電源が入る感じです。その代わりか、電池寿命は
MX610よりかなり長くなっていますしSetPointドライバの
コントロールパネルで詳細な使用可能日数が表示される
ようになりました。地味に便利。MX610ではIM/メール着信
通知ボタンは動作しないことが多かったのですが、MX620
ではばっさり切られました。特に使っていなかったので
いいのですが。ただし音量ボタンが無くなってOneTouch
Searchボタンだけになったのはちょっと痛いです。今まで
MX610でメディアプレーヤの曲操作に使っていたので、
MX620では一時停止/再生くらいしか割り当てられません。
細かい部分では非公式で電池一本でも使えたMX610に対し、
MX620は必ず2本入れないと動作しないということや、若干
MX610より重くなったことが気になりました。それでも普通
に使う分にはやっぱり安いマウスより大分快適に使える
わけですが。

そしてMX620で目玉となるのが前述のMicroGear プレジション
スクロールホイール。底面スイッチの切替で高速にスクロール
が行えるフリースピンモードと、通常のスクロールをシーンに
応じて使い分けることができます。上位のMX RevolutionやVX
Revolutionにも搭載されている機能ですが、試しにブログの
数年間分の記事を1カテゴリだけ一括表示した状態でフリー
スピンモードを試すと面白いようにスクロールされていきます。
スクロール中はホイールが惰性で回転し続けるので、それを指
で止めるとぴたっとスクロールも止まります。長い文書のどの
あたりに目的の文があるか分かっていて、そこまでスクロール
する場合には便利だと思われます。個人的にはホイールの金属
的な質感が気に入っています。モード切替のないマウスでも
是非このホイールを採用して欲しいものです。

問題はハードウェアよりドライバ、相変わらずSetPointドライバ
は完成度が低いですね。SetPointの最新版をインストールして
みたところ、当方の環境ではIEのスクロールとバック/フォワード
で異常が出たため、古い4.00に戻しました。これで問題なく使用
できるようになりました。ただしSetPointのスクロールホイール
の設定はちょっと分かりづらいです。初期状態でアプリ毎にスクロール
する早さが決まっていたりで、MX610の時よりスクロール進まない
なぁと思ってたらIEでのスクロールホイールの早さがかなり遅く
設定されていました。ちゃんとした初期設定にしておいて欲しいです。

とまぁMX610の登場時より安めに登場したMX620、基本設計はしっかり
しておりSetPointドライバの詰めの甘さだけが気になるのでコスト
パフォーマンスは高い方だと思います。保証期間も長いので、長く
使えるコードレスマウスが欲しいけどどれを選べばいいか分からない
と言う場合はMX620にしておけば後悔せずに済むと思いますよ。個人的に大満足です。

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