2001年12月13日 00時00分
もともと家庭内で既にLANを引いていたこともあって、余計なポートつきのものを買っても仕方がないということで、1ポートのこれを購入しました。1万円台前半と、まぁまぁの価格です。最近はもっと安いのが当たり前なようで、競争ってのは怖いものですな。日本では知名度いまいちでも、海外ではトップシェアらしいです。
デザインは4つ足付いてて、かっこいいんだか悪いんだか分からないです。シリーズで揃えると、きれいにスタックできていいのでしょう。
うちではADSLモデムの上に置いていますが、小さいし軽いし、足付きのおかげで下にひいたモデムと熱で干渉しあうこともなく、かえって良かったみたい。
非常に小さくて軽いので、ほんとにこれでルーターなのと思ってしまいます。添付のACアダプタの方がかえって重く感じたりして(笑)。
ハブの機能は持たないため、発熱もわずかです。電源入れっぱなしで使用するだけに、これは安心できます。
設定できる項目は、ごく一般的なブロードバンドルータに準じています。初期のロットでは英語表示だったそうですが、最近のものは日本語表示ですので、意味がわからんなんてことはありません。基本的には買ってきて、プロバイダへのアクセスするための設定だけ済ませれば、何もすることがないです(フレッツADSLでは多少追加設定が必要)。
簡易ファイアウォールとしても最低限の機能は備えていて、パケットフィルタ、ポートフォワードの設定もできます。標準設定では外からのアクセスは完全に遮断しているので、Nimdaなどの攻撃にもびくともしません。回線を切断されても再接続する機能もありますし、DMZもありますから、サーバを立てたいとかいう用途にも使えます。
持っていて当たり前の機能はちゃんと備えてるってことです。
会社へのアクセスで使うかもしれない VPN(VirtualPrivateNetwork) 向けの機能として、IPSecスルー機能なんてのもあります。よそのルータだといろいろフィルタやポートの設定が必要なんですよね。
スループットは最近の高速機種には見劣りしますが、5〜6Mbps程度は出るそうです。実際、遅いと思ったことはまずありません。
ちょっと不便な点として、フレッツADSLで使用する人は、MTUの設定値を手動で変更する必要があります。これが基本メニューではなく拡張メニュー(メーカーで動作を保証しないと言っている、いわば分かる人だけ使ってくれ系の機能)側にあるので、ちょっと戸惑う人もいるかもしれません。
まぁ、マニュアルでもメーカーのWebPage上でも説明されているので、設定を忘れることはないでしょう。
実はこのメーカー、サポートはなかなかのものでした。買って1カ月ほどで調子が悪くなってサポートに連絡して、どうも機体の問題らしいとなったら、まずは向こうから代替品を送ってくれるんですね。で、その代替品でちゃんと動くことを確かめたら故障品を送り返す(送料はメーカー持ちで)んです。実質ルータが使えなかったのは故障してから代替品が届くまでの1週間くらいで済みました。
一番最初の問い合わせメールこそ1週間弱待たされたものの、その後の対応が丁寧で素早かったので、かなり好印象です。