2002年01月30日 00時00分
実は、このBBR-210は、アクトンSMC7008BRやパーソルPBR001と
ハードウエアの中身が同じで機能や性能も同一です。
(これらのルーターは、AMIT社のHiP-400EのOEM)
WAN←→LAN間の実効スループットは5Mbps〜6Mbpsくらいです。
ダイアルアップ機能とプリンタサーバー機能が有り
シリアルポートとプリンタポートが付いていて、
モデムやTAを繋げばダイアルアップ接続も可能です。
プリンタサーバーとしても十分使えます。
良い点、気に入っている点
●最近のファームウエアでは、仮想サーバー(静的マスカレード機能)で
ポートの範囲指定が可能になりました。
仮想サーバー設定のポートの欄に[2000-2100 ]のように指定すればOKです。
●LAN内のパソコンにルーターのDHCPサーバーが配るIPアドレスを、
MACアドレスで指定して固定する機能が有る。
●あまり宣伝されていませんが、このルーターは
IPSecパススルーとPPTPパススルーに対応しています。
●ウェブブラウザから全て設定できるので、専用の設定ツールなどが必要無い。
ファームウエアのアップデートもウェブブラウザからできる。
そのためWindows機だけでなくMacintoshやLinuxでも問題無く使える。
●動作が安定している。例えばWinMXを一日中動かしつづけても問題無い。
さらに、OEM元のAMITから英語版最新ファームANB194aを
http://www.amit.com.tw/download/firmware/ANB194a.BIN
http://www.amit.com.tw/download/firmware/ANB194a.TXT
ダウンロードして入れると、
●DMZ設定したLAN内のパソコンで、
MSNメッセンジャー4.6やWindows Messengerでの
音声チャット/ビデオチャットが可能になります。
(同時にDMZ設定にできるのはパソコン1台だけですが、
DMZ設定は ルーターの再起動無しで設定を変更できるので、
チャットが使いたいパソコンへ自由にDMZ設定を変更できます。)
●パケットフィルタリング機能が大幅に機能アップして
パケットフィルタがIN側、OUT側それぞれ個別に設定できるようになります。
パケットフィルタリング機能も、ルーターの再起動無しで設定が変更できます。
問題点としては、
●シリアルポートでのダイアルアップ接続で、
フレッツISDNの場合だけ、プロバイダによって接続できるプロバイダと
接続できないプロバイダが有ります。PPPの認証方式の問題らしいです。
(フレッツISDN以外の通常のプロバイダのアクセスポイントへの
アナログモデムやTAでのダイアルアップPPP接続は問題無く接続できます。)
●今後のファームアップでUPnPに対応するかどうか不明。
良い点や問題点については、SMC7008BRやPBR001も全く同じはずです。
このように、ルーターとしての基本的な性能には不満はありません。
ただ最近は、低価格ルーターの競争が激しく、
1万円くらいで買える30Mbps程度のスループットのルーターも出てきているので、7500円以下くらいで買えるならばBBR-210はお買い得だと思います。