製品情報

SUPERMICRO

SUPER P4DCE+

【主なスペック】
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ユーザーレビュー

2002年12月10日 00時00分
現在の構成
CPU   :INTEL XEON 2.4GHz DUAL
M/B :SUPER P4DCE+(i860)
CASE :SUPER SC742i420(PSU 420W 専用)
FDD :2 MODE
MEM. :PC800 RAC40 ECC 512MB(256MBX2)
VIDEO :Matrox Millennium G-550 DH 32MB AGP
OS    :WindowsXp Professional SP1
ATA H/A :UNKNOWN (U-ATA/100)
SOUND/NICはオンボード

CAPTURE :Matrox RT-2500
HDD Barracuda ATA V ST360015A 60GB(OS & APL.)
HDD IBM IC35L080AVVA07-0 (80G U100 7200rpm)X3

DVD+RW RICOH MP5125A

OS :Windows Xp PRO.
SOFT :Adobe PREMIERE6.0/PHOTOSHOP6.0/ILLUSTRATOR9.0

ハードウエアの総額は,追加のHDDやDVD+RWを入れても30万円強だと思います。この構成がかつてのP3-1GHz DUALとほぼ同じと言うのですからデフレも捨てたものではないのかもしれません。

もともとこのマシンはVIDEO編集のために組んだものですので,VHS/ベータの古いテープからキャプチャして,PREMIERE6.0とRT-2500で編集し,それをエンコードして,DVD+Rに焼く事にしか使っていません。その範囲では,なかなか優秀なマシンです。当たり前ですが,OSの起動速度は非常に速く感じます。しかしアプリの起動は期待したほど速くありません。これがOSより古いソフトだからか?HDDがシステムに対して非力なのか?が気になっています。近々PREMIEREを6.5に更新しますので,少しは明確になるでしょう。PCI-Xに64bit仕様のU-ATA/100ホストを差していますが,RT-2500との相性最優先のノンブランド品なので,パフォーマンスはいまいちの様です。とりあえず後述以外ではフリーズなどは起こした事がありません。また電源スイッチからのシャットダウンにも応じられます。業務用途のVIDEO編集機としては,かなり柔軟性が有る方だと思います。

なおこのマザーボードはWindows Xp PRO.を使うとハイパースレッディング(HT)が使えます。切り替えはBIOS上で可能で,HT使用時はOS上4つのフェイクCPUが見えます。しかし私の使用用途だと,常時2つのCPUに対する負荷が60%を超えるので,CPUを割って使っても高性能化は望めません。唯一役立つのはLAN経由で他の複数のPCからHDD上のMPG2ファイルを利用させるサーバ風の使い方くらいです。これはクライアント側がCPU P3-1GHz+メモリ256MBくらい積んでいれば,4台でほぼ同時に同じファイルを鑑賞していても大丈夫でした。元々がサーバにも使用可能な構成ですので,小規模なビデオオンデマンド(VOD)サーバ用途にも十分耐えるマシンだと思います。

マザーボード自身のサイズが普通のATXの長手にあわせて正方形にしたような巨大なもので,しかもCPUが千鳥に並んでいるので,通常のミドルケースではストレージ系と完全に干渉して組むことは不可能です。従ってこのP4DCE+を選んだら,筐体も同じ店で専用のものを選ぶ必要が有ります。私の構成ですとU-ATAホストからHDDまではATAの規格をはずれた長さのケーブルが無いと4台のHDDを使う事は出来ません。
まあ元々専用電源必須ですから,それほど選択肢は有りませんが・・・

気になっていたCPUの温度も今の時期はそれほど高くありません。筐体後部の12cmファンを止めていても30℃前後です。しかしSUPERMICRO製のCPUクーラはチップクーラ社製と同じ薄い折り曲げ板金をコの字ガタのアルミカバーで覆ったものなので,ジェット旅客機の発着時の様な風切り音がして,かなりうるさいです。夜間長時間のエンコード中,同じ部屋での就寝はまず無理でしょう。また筐体後部の12cmファンは静音タイプに換装しないと,オフィス用途にはちょっとうるさすぎです。私はコンパックサーバが使っているNIDECの3枚羽根に交換して,なんとか凌いでいます。

一度だけ起動不良を経験しています。組み上がって普通に使えていたのに,マイクロソフトのアップツーデートを実行したら,再起動出来なくなりました。仕方がないので,修復コンソールでアップツーデート前の環境に戻したら直りました。しかし予備に作って置いたプロファイルは消されていました。

マイクロソフトによると,未認証ドライバがUP TO DATEに耐えなかったらしいと言う事です。それが本当なら私の様に未認証ドライバをたくさん使っているユーザは,Windows UP TO DATEなど怖くて出来るものではありませんね。

史嶋 桂

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