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中国の乳製品汚染事件から考えたこと

2008/09/28 11:46
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祖 興傑

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ビジネスは基本的に二つのルートを確保しないと失敗しがちですが、同様ニュースについても、いつも一つの情報源から収集すると、偏りがちです。中国人の観点から今回の事件についてすこし感想を述べます。

乳児用粉ミルクの汚染事件はすでに収拾がつかない事態に発展しました。粉ミルクだけではなく、あるゆる乳製品から化学物質メラミン(飲んだら、腎臓に石ができる)が検出されています。国の皆さんは乳製品を不買する状態になりました。

上記について、根本的な原因を考えると、
中国は急速に「物のない国」から「物が溢れる国」になったのが原因ではないかと思います

私の子供頃はすべての商品が配給制になっており、商品を買おうと思ったら、 お金だけでは買えないのです、商品を買うのに国から支給された「配給券」が必要です。例えば卵買うには「卵券」、牛肉買うには「牛肉券」が必要だったわけです。

しかし、「配給制」時代の生産力と市場のニーズのギャップがあまり大きかったので、「共産党改革」以来、物さえ生産できれば、品質を気にすることなく、何でも売れます。特に近年グローバル化の影響があったから、国内のニーズだけではなく、世界市場を相手にすることになりました。拍車をかけるように、中国の資本主義化した市場経済の中で各メーカーは利益だけ追求する邪悪の道に走りました。とにかく生産ができれば、売れることにあまり心配が必要なかったです。世界中に廉価の「メイド・イン・チャイナ」製品が溢れているわけです。

今回のアメリカから広まった金融危機は、EU、日本などにも波及し、中国の輸出市場にも赤信号です。これまで育てられた「世界の工場」と言われるほど膨大な生産力は今度行き場を失いました、中国の内部需要も収入の格差などの原因で、すぐに活性化できるものではありません。「邪悪」なメーカーは今回「数量」ではなく、「品質」で競争する状況に強いられました。今回の事件発覚もそういう背景があったからです。金融危機は中国政府やメーカー、また大衆にもう一回自分を見つめなおすチャンスを与えたではないかと思います。

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