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CNET Japan ブログ

メディアイノベーション

2009/11/18 11:56
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プロフィール

吉羽一高

多くの人にとって、インターネットが生活の一部(場合によっては全部?)になっている中で、レガシーメディアとインターネットの融合をしたプロモーションも当たり前になりつつあるが、メディア間でのバリアフリーは、未だ確立されておらず、プロモーションの価値評価も表面的なリターンの測定か「やった感」での評価に留まっている。<br>そのような状況に、一石を投げられるように、インターネットの感覚で、レガシーメディアとの関わりについて考えていく。
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多くの方々には、はじめまして。ということになるかと思いますので、最初のブログは、自己紹介を兼ねて、書かせて頂きます。

 

現在、電通でインターネットビジネスを担当する「インタラクティブ・メディア局」にて、インターネットを中心にして他のトラディショナルメディアとのクロスメディア設計やインターネットの新しい技術、メディアを活用したプロモーション企画などを主に担当しています。

 

僕自身が、インターネットに初めて触れたのは、高校生の頃でした。
厳密には、インターネットとは異なる、パソコン通信と呼ばれるもので、文字だけが通信されているだけのもので、今のように、高画像な動画がインターネットを通じて送られてくるなんて思いもしませんでした。

 

当時は、自作パソコンにはまっていて、パーツを買ってきて、半田ごてを使って組み立てを行っていましたが、実際にコンピューターをビジネスにすることになったのは、2001年に社会人になってから。

黎明期からインターネット業界に携わり、成長を支えて来られた先輩方に敬意を払いつつ、この先のインターネットを含めたメディアの在り方について考えていることを、CNETブログにて、お伝えしていければと思っています。

 

現在のインターネット市場環境に目をやると、昨年の広告予算ベースでは、トラディショナルメディアである、ラジオ、雑誌を抜き、今年は、広告不況の影響を直接的に受けている新聞を抜き、第2のメディアになることが予想されています。

この十数年のインターネットの成長は、だれしもが目を見張るものがあり、一方で他のトラディショナルメディアは、マイナス成長をしているという構図が出来上がっているように思えます。

 

インターネット至上主義的な発想を持つ方々も多くいますが、僕は、少し否定的で、テレビが白黒テレビからカラーテレビになり、衛星放送が始まりと発展していったように、インターネットがパソコン通信のような文字を送れるだけの環境から、高画像の映像を送れるようになるのは、当たり前の成長で、他のトラディショナルメディアがマイナス成長しているのは、新しいものが出てくれば、単純に、ユーザーの時間シェアが奪われるだけだと考えることもできるかもしれません。

 

 

僕自身が、インターネットとトラディショナルメディアのクロスメディア(少し違った観点で、メディアミックスというのもありますが)を考えることが多いので、このような発想を持ってしまうのかもしれませんが、写真やコラムを“見る”のはインターネットよりも雑誌の方が、僕は「Qualia(クオリア)」を感じますし、ニュースや文献などの文字を“読む”には、インターネットよりも新聞を僕は好みます。

※ネットの中のひとのはずなのに、ついついプリントアウトして読んでしまう。

 

動画に関しても、5分程度の時間で、動画を確認するのであれば、YouTubeが便利ですが、映画やスポーツなど“映像に浸る”のであれば、やはりテレビの大画面でと思ってしまいます。

 

しかし同時に、僕自身は、トラディショナルメディア至上主義でもないことをはっきりしておかないといけないかなと思っています。

上記のようなメディア比較で考えると、雑誌や新聞、テレビなどの方が望ましいと思われる要素は多いのですが、インターネットにも、情報の即時性が高いことや容量・面積の許容量が圧倒的に大きく、時間の概念が情報提供者側ではなくユーザー側に強く存在することなど他のメディアにはない特徴も多くあります。

その上、インターネットはメディアとしてのまだまだ若いということもあり、目で見える範囲でのインターネットの成長余力は、期待値ということも含め圧倒的に大きいのも事実だと思います。

 

もちろん、トラディショナルメディアにおいても、成長余地は、まだまだ大きいはずで、雑誌は雑誌(ブックインブックや付録など)で、テレビはテレビで(高画質、大画面化、地上波デジタルなど)、新聞は新聞(これは、別途)で、それぞれで大きさはバラバラですが、メディア変化は起きています。

しかし今後のメディア市場を考える上で、メディアの“成長”と“変革”は全く違うものだと考える必要があると思います。
“成長”はあくまで、技術や企画としてもブラッシュアップやユーザー数の増加といった既存の延長上の話で、メディアにおける“変革”=イノベーションは、概念的なジャンプで、それを技術的に実現したものではないでしょうか。
=成長が限定的と思われている分野でも、メディアイノベーションは起きる可能性はあると言えます。

 

とは言え、インターネットが他のメディアに比べて、多様性が大きいということもあり、メディアにおける“変革”=イノベーションが起きる可能性が高いことも(そのように信じていることも)、僕自身が、この分野で仕事をし続けている理由です。

 

比較的、自由に、インターネットとトラディショナルメディアに関しての考察をまとめて伝えていくことができればと思っていますので、よろしく、お願い致します。

 

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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