お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

メンタルモデル 〜ユーザーへの共感から生まれるUXデザイン戦略

2014/02/16 23:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。羽山 祥樹(@storywriter)です。
このブログでは、ユーザーエクスペリエンス(UX)/ 情報アーキテクチャ(IA)/ アクセシビリティのウェブ制作の話題をお届けしています。

つい先日、書籍を出版しました。海外のUX専門書の翻訳で、僕は翻訳者のひとりとして参加しています。
今回の記事は、その書籍についてご紹介します。


「メンタルモデル 〜ユーザーへの共感から生まれるUXデザイン戦略」

Amazonのベストセラーランキングで「Web開発」で、1週間ほど『1位』をキープ、「コンピュータ・IT」総合では『トップ10入り』するなど、好評をいただいてます。

海外では、UXの定番書のひとつ

「メンタルモデル」は、海外のUXデザイナーのあいだで、定番ともいえる、評価の高い書籍です。

原著者のインディ・ヤングは、ウェブ業界のUX黎明期をつくった人物の一人として、世界的に知られた方です。本書のノウハウは、アダプティブ・パス(UXコンサルティング会社)ほか、彼女の仕事をつうじて練りあげられたものです。本書で紹介される、ユーザー心理の全体像をくまなく理解するための手法は「メンタルモデル・ダイアグラム」とよばれています。(この本のタイトルも、この手法名からとられています)

また本書は、ローゼンフェルド・メディアが出版したはじめての書籍でもあります。ローゼンフェルド・メディアは、IAの教科書ともいえる『白クマ本(Web情報アーキテクチャ)』の著者が立ち上げた出版社です。IAやUXの専門書籍で有名です。

UXの現場で困る「細部」までフォローしている

本書は、ユーザー調査の進め方から、たくさんの定性情報の分析、そこから得られたインサイトをUXデザインに落としこむまでの方法論を、じつに「ていねい」に解説しています。この「ていねい」さが、この本の魅力です。

実務に必要なのは、現場に密着しすぎているために、多くの専門書ではさらりと流してしまうような、細部です。「メンタルモデル」という書籍は、このような「実務で困る細部」を「ていねい」に解説しています。例えば:

  • 実務で問題になる点、社内調整や、予算も時間もない場合の対応まで書いてある。
  • スクリーニングシートのExcel表に、どんな列が必要かまで書いてある。
  • タスクの粒度の整理を、約30ページにわたり、実例をいくつも出して、説明している。
  • 定性分析でExcelの四角形の大きさは、何インチが便利かまで書いてある。
  • 得られた情報を、ウェブサイトのコンテンツに落としこむ手順が1章まるまる使って書いてある。

僕自身も翻訳しながら、本書の「実務に使える」情報の細かさに感動しました。UXのプロセス全体を、ここまでていねいに解説している書籍は、貴重です。UXの現場の教科書としても使えるのではないでしょうか。

本書は、UXの現場で、きっと役に立つことでしょう。
お読みいただけると、とても嬉しいです。


「メンタルモデル 〜ユーザーへの共感から生まれるUXデザイン戦略」

* * *

羽山 祥樹のtwitterアカウントは @storywriter です。ぜひフォローお願いします。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー