こんにちは。羽山 祥樹です (ハンドル名をミキ・オキタから変更しました)。
このブログでは、ユーザー・エクスペリエンス(UX)や情報アーキテクチャ(IA)、アクセシビリティに関するウェブ制作の話題をお届けしています。
今年も人間中心設計専門家の受験申込の締切が迫ってきました。
申込締切は 2012年1月10日(火) です。まもなくですね。
「人間中心設計(Human Centered Design、HCD)」は、Webサイトを訪れるユーザーに注目し、ユーザーの体験を軸に、Webサイトを設計・改善するプロセスです。
この「人間中心設計」に焦点を当て、スキル・経験・実績を保証する資格が「人間中心設計専門家」です。
僕自身も認定をいただいてまもなく3年目になります。
このブログの昨年の記事で、
「1.社内での位置づけが変わる」
「2.社外からの評価が高まる」
「3.責任感やモチベーションが高まる」
という仕事上のメリットを紹介しました。
上記に加えて、僕がこの1年間で、新たに実感したメリットとして「コミュニティ活動がしやすくなる」という点を紹介します。
ここでいう「コミュニティ活動」とは、社外の勉強会への参加や、ワーキンググループへの参加、プロボノなどをイメージしています。
僕は名刺に「人間中心設計専門家」と入れています。
「人間中心設計専門家」は、Web業界内での認知度も高まってきました。初対面の方とのご挨拶で「人間中心設計専門家なんですね」と、僕の専門性が伝わります。会話もしやすくなります。
初対面の方に自分の専門性をスムーズに伝えるのは、なかなか難しいですよね。
とくにこの1年間はあちこちのコミュニティに参加する機会があったので、とても助かりました。
また「人間中心設計専門家」になると、参加できるコミュニティが広がります。
代表的なものはHCD-Net(NPO法人 人間中心設計推進機構)の専門家向けセミナーです。
これは人間中心設計専門家の認定者だけに限定されたセミナーで、通常のセミナーよりも専門領域に特化した内容です。
また、「人間中心設計専門家」としてワーキンググループに誘っていただいたり、研修講師の依頼をいただいたりと、ありがたいことがたくさんありました。
「人間中心設計専門家」は、コミュニティ活動の面でも、コミュニケーションがしやすくなったり、幅が広がったりと、メリットがあります。
もちろん、昨年のブログの記事に書いた仕事上のメリットも大きいです。
ぜひ受験されるといいと思います。
* * *
人間中心設計専門家の受験申込は 2012年1月10日(火) が締め切りです。
受験申込は受験申込書「A-1 基本情報」「A-2 学歴・職務経歴書」の提出が間に合えばよいので、今からでも間に合うのではないでしょうか。
(応募書類全部の提出期限は 2012年1月31日(火) です)
ぜひ受験してみてはいかがでしょうか。
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「それだけの経験があるんだって、すんなり伝わった」 三澤 直加さん (株式会社 グラグリッド)
「HCDの専門家になることは、HCDプロセス全体に関われる人になること」 伊藤 英明さん (株式会社 U'eyes Design)
「人間中心設計専門家のラベルは、HCD関係者以外と仕事をするうえでも武器になります」 山口 優さん (フリーランス)
「人間中心設計専門家がビジネスに責任を持とう」 鱗原 晴彦さん (株式会社 U'eyes Design)