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エンジニアの幸せ、会社員の幸せ - エンジニアの未来サミット0905

2009/06/03 01:31
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ミキ・オキタWebClip ウェブデザインのニュース

この記事のトピック

「エンジニアの未来サミット0905」に参加した。

あなたが人生で成し遂げたいことと、会社があなたに求めること。
ふたつが相容れなくなったとき、あなたはどうするだろうか。

こんにちは。“時代の3歩先をねらうWeb屋さん”ミキ・オキタです。

5月23日、技術評論社の主催による「エンジニアの未来サミット0905 エンジニア・サバイバル」に参加した。

「エンジニアにとって幸せな生き方とは何か?」を討論するイベント。
昨年秋に開催された「エンジニアの未来サミット」第1回に続き、今回で第2回となる。

前半の登壇者は よしおかひろたかさん(情報処理推進機構)、谷口公一さん(ライブドア)、楠正憲さん(マイクロソフト)、ひがやすをさん(電通国際情報サービス)。テーマは「エンジニアが幸せになる方法」。

後半の登壇者は 小飼弾さん(ディーエイエヌ)、閑歳孝子さん(ユーザーローカル)、米林正明さん(Abby)、山崎徳之さん(ゼロスタートコミュニケーションズ)、井上恭輔さん(ミクシィ)、高井直人さん(伊藤忠テクノソリューションズ)、馮富久さん(技術評論社)。「エンジニアのスキルやモチベーション」を語った。

※登壇者の発言について、次のブログを参考に、言い回しなど確認させていただきました。ありがとうございました。

「IT業界の狭い世界に閉じこもらないこと,積極的に外部と接触し意見交換すること」

「IT業界の狭い世界に閉じこもらないこと。積極的に外部と接触し意見交換すること」

「エンジニアの未来サミット0905」の登壇者たちは、そう促す。

「エンジニアの未来サミット0905」の登壇者たちは、それぞれがその腕で人生を切り開いてきた猛者たちだ。
彼らの発言には信念が込められている。人生を切り開くための含蓄に満ちている。

彼らに共通した“価値観”がある。

彼らは、会社という枠に捕らわれない。
“エンジニア”として自分のやりたいこと。成し遂げたいこと。そのためなら、会社を変え、新しい世界に飛び込むことに躊躇がない。

“勉強会”や“オープンソース・プロジェクト”に参加して、実績を出せば、それが履歴書の代わりになる。
実績を背負って、自分がやりたいことができる会社へ転職し、さらに実績を重ねる。

これに対し、会場の参加者から次のような発言が出た。

「“エンジニア”としては会社に依存するより個人の価値観や技術を磨いてゆくという話がメインとなっているが、会社に所属して働いている人のほうが多いと思う・・・(後略)」

会社を飛び出したり、転職したり、そんなに思い切り良くできる人は多くない。
むしろ躊躇する人のほうが多いだろう。

会社に“エンジニア”としての自分を認めさせることができるか――?

自分が成し遂げたいことと、会社の方針が一致している場合は幸せだ。
例えば、Javaのエンジニアが、Java関係の“オープンソース・プロジェクト”で高い評価を受ければ、会社での評価もあがる可能性が高い。

だが、ときに深い軋轢が生まれることがある。

あなたが“オープンソース・プロジェクト”で評価されて、日本、あるいは世界的に評価されたとする。
しかし、世間が評価したとしても、会社や、あなたの上司が同じ評価をするとは限らない。

会社の状況や、上司との人間関係の問題もある。会社の事業と沿わなければ、会社として投資することもないだろう。上司との関係が良好でなければ、あるいは保守的な上司だったら、あなたの実績も握りつぶされてしまうかもしれない。

“エンジニア”も“会社員”だ。会社の意向に背いて自分の意図を通すことは、相当に難しい。

“エンジニア”として成し遂げたいことと、“会社員”として会社の方針とすり合わせをしなければならない。

エンジニアの幸せ。会社員の幸せ。

では、“エンジニア”の自分と、“会社員”として会社の方針。
どうしても相容れなくなったとき、あなたは会社を辞めることができるだろうか――?

素直に頷けたのであればいい。だが、戸惑う人も多いのではないだろうか。

世の中の多くの人は、会社や組織に所属している。会社に所属し、組織のなかで働いて人生を過ごす。

その構造を飛び出て、やりたいことに合わせて会社を選ぶ。そういう生き方ができるほど、多くの人は強くない。

“エンジニア”としてのあなた。“会社員”であるあなた。

“会社員”として出世して、管理職になって、経営層になって、社長になる。それは技術を極めるスペシャリストとは異なる、ゼネラリストの姿だ。いくつもの部署を歩きながら、会社の業務や文化を理解し、幅広く知識をつけ、そつなく仕事をこなし、出世コースを歩む。

“エンジニア”であることを諦め、“会社員”として幸せになる。

そのコースには、社外の“勉強会”も、“オープンソース・プロジェクト”も必要性は薄くなる。役には立つかもしれないが、社外での評価よりも、技術を極めることよりも、社内でいかにうまく立ち回り評価されるか――。

あなたの幸せは、あなたにしか決められない。

では、結局、どうすればいいのか。

たぶん、会社を辞めるしかないのだ。

“エンジニア”の自分と“会社員”の自分がどうしても相容れなくなったとき、“エンジニア”の幸せをつかみたいなら、会社を辞めるしかない。

そこで、会社を辞められないのなら。

諦めるしかない。“エンジニア”として生きることを。
諦めて、組織のなかでうまく立ち回って、“会社員”の幸せをつかむしかない。

“エンジニア”の幸せ。“会社員”の幸せ。

自分の人生に責任を持てるのは自分だけ。
あなたの幸せは、あなたにしか決められない。

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※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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