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クラウドのネットワークバンドル提供時代が始まったか

2010/08/25 08:12
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渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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IIJが日本ビジネスシステムズ株式会社(以下JBS)と組んで、マイクロソフトのExchangeなど基盤製品をクラウド提供するセットソリューションを発表した。

 

ポイントはもちろん、ネットワーク業者であるIIJが一枚噛んでいることである。物理的にはIIJ GIOの上に置かれ、構築運用をIBSが担う形となる。

 

(パブリック)クラウドというのは、システム一切がインターネットの向こう側に置かれているため、システムのレスポンスや稼働安定性について、回線品質、特にイントラネットではなく(単独運用の場合は、イントラネットの概念はほぼ無くなる)インターネット回線の品質に依存することとなる。

 

書くと当たり前すぎてわざわざ確認するのもアレな気分になってくるが、実際のところクラウドサービス発表のイベントで回線が繋がらなくてデモが出来なかったなど笑うに笑えない事件が発生したり(アップルのイベントでも似たようなトラブルがあって、会場に回線接続を控えるように壇上から声を発していた場面を覚えている方も多いことだろう)、実際のところは微妙に対応が後手っていたところでもある。

 

という訳で、「最終品質を考えるとクラウドってのはネットワークとのバンドルがあっていいのだよなぁ」と話をしていたところで本サービスが出てきた運びとなる。こういう報を見ると、本格定着の気配を感じとれる。

 

そして、ついったー上で本件をRTしていたら、そのうちベンダー大手やSIer大手がDCやキャリアを買収する動きになっていくのだろうか?との質問を頂いた。

 

この辺、展開が幾つか考えられるため、一つのシナリオに絞りきるのはまだ難しいところがあるが、1)DCについては大手を中心にクラウド基盤を保有する動きから事実上起きていると考えられる、2)NIerについては場合によってはあり得るが境界上、3)キャリアについては無いとは断言しきれないが事業規模と資本サイクルの不整合から事業統合まではそうは起こらないだろう、と見ている。

 

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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