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CSS2009速報:ログ情報のセキュア利用という市場

2009/10/27 16:31
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渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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富山で開催中のCSS2009にお邪魔している。ついったー利用者も多く。ハッシュタグは「#CSS2009」。増井さんが元気よくログっていて楽しい。さて、スポットで先にピックして良いネタがあったので速報的に触れてみたい。趣旨はタイトルの通りである。

さっきついったーにちらっと書いたが、

属性情報というか、派生情報というかログ情報のセキュリティ、秘匿性ってのはホット領域ですね。数年したら出てくるに違いないということで。今は本人到達性で議論されてますが、おそらくもうちょっと踏み込んだ議論になっていくのでしょう。と言う訳で、これをネタに書く。 #css2009

個人情報法保護、プライバシー周りやセキュリティ関連技術に関わって動くことが最近増えているが、研究レベルの方を見ていると、属性情報やログ情報のセキュリティの担保や利用方法の模索という議論が増えている。ネット的に言うと、ログやライフログというところが近い、あるいはほぼ等しい。
 
この辺の問題意識として、個人情報保護性がそう出来てるが故に、本人到達性のリスクというところで現在はイシューが形作られている。つまり、ざっくり理解として、氏名なり住所があれば本人が直接分かるのでいかん、というのが保護法の趣旨。そこから、本人特定に至るだけの情報集積が行われてしまうことへのリスクというところが検討対象となっている。
 
その辺からもうちょっと進むのだろう、というところが、属性情報のセキュリティという世界となる。プログラムとしてはここ、筑波の佐久間氏の発表がダイレクトにテーマに響く。
 
ログ情報の利用が今後進んでいくシナリオが各所で引かれているが、進めば進むほど、おそらくプライバシーや守るべき範囲、暴かれて嫌なことというのがログそのものから読み取れるメッセージというところに焦点がシフトしていくものと考えられる。つまり、平たく書くと、趣味趣向なりそういうところの保護。
 
という辺りを如何に守っていくかというあたり、ついでにもうちょっと先読みすると、その辺を視野に入れての法制や制度設計というところ(後者についても着手はされているが、なかなか難敵難航している)が今後事業検討上でのポイントとされていくと緩やかに予想出来る。(匿名性で守ればいいじゃないかというアプローチもあるだろうがそれでは全部はカバー出来ないだろう。
 
NTT研究所の高橋氏の言葉を借りると、「プライバシー保護技術について、論理的にはいろいろいいものが出されているが、最終的にそれでOKというのは(社会論、法律論的観点を混ぜると)なかなかに難しい状況」。まったくその通りである。社会合意形成論とリテラシーが深いところで絡む話なため故にじっくり進んでいくしかないのかもしれない。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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