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ソーシャルメディアの成長は永遠か

2008/02/08 09:23
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渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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フォレスターリサーチから、ソーシャルメディアは不況に入ろうが調子を落とさない、との趣旨のコメントが出されている(via 織田さん)。

ロジックとしては、

"Last time around, there was a lot of mindless investment in online," said Forrester analyst Josh Bernoff. "People were dong it because their competition was doing it or because it looked cool. Those are good reasons to stop doing it when money tight."

Today, companies are finding social media applications are useful marketing tools. Bernoff pointed out that a company setting up a blog or Facebook page won't pay very mcuh, unlike the outlay for big-budget media campaigns. Even more complex community initiatives top off at $300,000. In many instances, these initiatives do not involve media spending.

という感じで、ポイント化するなら

  1. ソーシャル系サービス(メディア)へのユーザー需要は変わらない
  2. よって、マーケティングツールとしては有効であり続ける
  3. 既存メディアからの予算シフトが起きる
  4. ついでに、コスト面でもお得
  5. 検索連動広告などは需要とダイレクトに紐づくので、底堅く動く
  6. ソーシャル系広告の課題を挙げるなら需要を直接掴める様になるか否か

といったところになる。

初読で思い出したのが、やはりというかニューエコノミー論。ある新しいトレンドがすべてを塗り替え、そのトレンドは外部環境が変わろうと力強く続くのだ、という発言は時々出てくる。他にも、最近だとコモデティ市場はどこまでも続くというようなものもある。

今回のフォレスターの意見が現実のものとなるとなるなら、少なくとも以下の要件をクリアする必要があることだろう。

  • 上記の通り、ツールの有効性維持と予算シフトが起きる
  • 予算シフトがリセッション(景気後退)の速度を以下の面で上回り、結果としてメディアサービス内での利用シェアが大きく高まる
  1. 製品/サービス需要が減るよりも効果向上が進む
  2. 広告予算削減よりも広告予算のソーシャルへの配分が更に進む

手近な基準としては、急落したISMの指数あたりが参考になる。前月54.4から41.9と、グラフにするなら暴落とルビ振っても良いくらいの落ち方をしてるところで上記の要件でもってクリア出来るかということになる。

さらっと考えると、さすがにそれは辛くない?という感触もあるが、Facebookの2008年度業績上方修正との話も隣で出ていたりすることもあるので、どう推移するかしばらく様子を見てみましょうというところになる。

しかし、本題からは外れるが、このFacebookの業績見通しはリセッションリスクをどの程度織り込んで出されたものなのだろうか。12月頃の統計から推定したモデルとすると、足元急速に悪化した数値が出されているため、修正されると考えるのが自然となる。

また、欧州側で出始めている景気不安と市場不安が大西洋を渡って影響しないとも限らないこともあり、この辺は(投資判断としても)慎重に見ていきたい。

 

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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