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プラットフォームとしてのウェブ

2005/09/07 12:12
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プロフィール

渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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プライベートのBlogでも多少触れたが、FBSの関係者ミーティングに呼んでいただいた際(正確には終わった後に二次会をやっていたメンバーで)、ウェブがオープンプラットフォームになるにはどうすれば良いのかといった趣旨のディスカッションを取り交わしていた。

Web2.0というのか、GoogleOSというのか、様々な切り方でテーマとしては議論されている。当日はサンマイクロの方が同席していたため、テクノロジーの視点を強く出したもの、比較するとUNIXやLinux、WindowsなどのOSが果たしているコンピューティングプラットフォームやオープンソースとそれを支える組織を強く意識してのものとなった。ちなみに、IT用語辞典でプラットホームを引くとこう定義されている。

アプリケーションソフトを動作させる際の基盤となるOSの種類や環境、設定などのこと。

 WindowsやUNIX、Mac OSは、それぞれ異なるプラットフォームである。

 また、OSにとっては、自らを動作させる基盤となるPC/AT互換機、Macintoshなどのハードウェアの種類がプラットフォームである。

 アプリケーションソフトにせよOSにせよ、対応しているプラットフォームはあらかじめ決まっており、それ以外のプラットフォームでは動作しない。

定義中ではハードウェアの方も含まれているが議論はどちらかというとアプリケーションプラットフォーム寄りで推移していた。

つまり、相互運用性であったり、動作保証の信頼をどのように担保していくのかという議論と言い換えても良い。数時間のやり取りで結論が出るような簡単なものではないが、流れとしては、ウェブのプラットフォームは現段階では十分ではないし、もしかしたら体制(特定ベンダーの、ではなく産業としての)も不十分なのではという空気がその場には強く漂っていた。

「いやいや、それはGoogleの遠大な計画の中に含まれているよ、マイクロソフトに成り代わろうとしているんだよ」「データとサービスさえあれば、データの保全とコンバージョンさえ出来れば」など反論や違う立場での解釈は様々に出来る。かつ、今は結論を出すのではなく、議論を重ねていく時期だと感じているので様々な意見をバランス良く見ていくことの方が重要だろう。

いずれにせよ、エンタープライズ領域のプラットフォーム感覚でウェブを捉えなおすという作業は一度やっておいた方が良いのではないかと強く感じている。自分たちが情報系の上で事業を展開しているという実感をあまり持てておらず、どっかで誰かが知らないうちに作って運んできたもの(技術)という風になってしまっている会社にも時々出会う。

世の中全員が分かるべきとはとても思わないが、ある程度理解しておくべき人はもはやコンピューターの専門家、エンタープライズ業界の人に留まらくなってきていると感じている。

という問題設定の中で、A VCの「The Death of a Web Service」を取り上げたい、のだがこの部分は改めて次回以降に。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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