お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

NILS2005夏

2005/07/02 23:16
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
ブログ管理

最近のエントリー

まずは簡単に印象的だった話を幾つか。

基本的に初めてお会いする方が多かったため新鮮だったがまず二つ。 
 
 
◆モバイルマーケティングと決済

サイバード代表の加藤社長を交えてモバイルマーケティングとEdy/Felica関連のやり取りを出来るタイミングがあった。

インターネットはサイバースペースなどと呼ばれるように物理的な位置感覚が希薄になっている。もちろん、ローカル検索や地方地方のコンテンツなど全てが画一的な訳ではないが、実社会に比べると弱いことは否めない。

ところが、考えるに当たり前であるが、携帯は持ち歩いて使うのが普通になっている。モバイルPCも普及しているとはいえ手軽さでは敵うべくも無い。

定まったやり方は見つかっておらず、まだまだ試行錯誤の段階なものの、利用者がいつどこで何をしているかをある程度把握することが出来る。つまり、マッチングの対象がデータだけなく、利用者の生活空間、物理的な活動空間にまで拡張してマーケティング施策を打つことが出来る。「Felicaは決済ではなくて認証」(加藤社長)。

事例で挙がったのは、コンサートの終了後に参加者に向けて関連のプレミアグッズの告知メールを配信した際、少ないサンプルだったとはいえ100%の反応があったという。GPSとの組み合わせにしても数年前からトライアルは様々行われているが、Felicaの本格普及と合わせてこれから大きく伸びる気配を感じ取れる。
 
 
◆IPOという選択

当たり前であるが、IPOは会社にとって大きな節目となる。

しかし、さらっと通り過ぎた、あるいはそもそもIPOを目標に組み込んでいない方のお話を聞くことが出来た。前者はケンコーコムの後藤社長、後者はサーチテリアの中橋社長。

IPOを境に人が次々入れ替わってしまったりという話は少なくない。公開前後に変わったことはとの問いに「特に変わった事は無く、みんな淡々と。」(後藤社長)。公開後の目標設定をどうするか、ビジョンを如何に再設計するかというトピックがしきりに議論されている隣でこの立ち位置は面白い。

中橋社長の話はどこまで書いていいのか分からないので突っ込んでは書けないが、外部資金調達とIPOが会社のプランに組み込まれていない。組み込まれていないだけであれば、話としては珍しいものではないが、モバイルサーチという普通にやってしまうとすぐに巨大化してしまいそうな事業領域の話である。そもそも自分たちのやりたいこと、経営資源の配分(特にマネジメントの時間)、戦略とプロダクト設計までの筋の通し方が、自分で何かをするのならこういう事業と組織設計にするだろうというケースのようだった。是非またお話を伺いたい。

詳しくはまた改めてにて。みなさま、ありがとうございました。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー