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re-mail:relationship mail

2004/06/17 00:58
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プロフィール

渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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Emailがウイルスとスパムとの戦いを続ける反対側で、RSSがEmailの代替を出来るのか否かという議論も断続的に続けられている。The Doc Searls Weblogのre-mailというエントリでまとまった考察が為されている。

RSS is most-certainly opt-in, but it's only "authenticated Email" by virtue of the fact that the usage has been so small, that authentication (of Digital ID) was not a big necessity.

100%同じではないが、似ているところがある。この微妙な距離感がいい具合に議論を引き起こすトリガーになっているのだろう。

キーワードとしてシンプルに

Obviously, RSS isn't e-mail. But what might it bring to email that isn't there now? In a word, relationship.

「relationship」を持ってきている。
 
 
コミュニケーション三類型
 
EmailとRSSの接点は簡潔にこう示される。

Now think about the relationships supported by what RSS provides: notification, subscription, syndication. The first two give new meaning to the third, when you think about what can be done to make email as personal as mail was in the first place. I would gladly subcribe to writers whose correspondence is accompanied by an RSS notification. I would gladly syndicate my willingness to relate with people who know me, within the context of an email system that respects the meaning of the verb relate.

RSSが提供する機能は三つ。notification(通知), subscription(購読、という日本語もちょっと語感が気持ち悪いが), syndication(配給)。XML+RSSリーダーの組み合わせはメッセージがあることを伝え、情報を届け、内容を読むことが出来る。これらの分類整理もメールでファイルを移動させるほどは自由にはならないかもしれないが、基本的には出来る。メールの機能と多くが重複している。

差異になる部分を整理するには、まず先にコミュニケーションを三タイプに分けて考えるのが良い。

T3は一言で語るとスパムの領域に近い。元の定義では

T3 identity is a marketing or abstracted identity. T3 identities speak to the way in which companies aggregate us into different marketing buckets for the purposes of advertising or communicating with us. For example, we're either a 'frequent buyer' or a 'one time customer' etc. etc. T3's are typically based upon our demographics or our behavior in our interactions with business. The entire CRM market caters to T3 identities.

もう少し緩やかだが、あまり歓迎されざるメッセージが該当する。

メールが使いにくくなっているのはこのT3の層に原因がある。上手く取り除いて

T1とT2のみを取り出すことが出来れば、快適な世界を取り戻せる。

If we can get that from e-mail, by making it re-mail — relationship mail — and make Tier 3 go away, would it be worth the effort?

「努力に値するか?」と問われているが良いツールさえあれば努力には値するのではないだろうか。
 
 
ツール
 
T3を抜いた形はリスト管理さえスムーズに実現出来ればRSSで再現出来る。人からメールアドレスを教えてもらうことは出来なくなるかもしれないが、かつ、プル型のモデルに近くなるために同期の設定が必要になるが(恐らくは、個別に専用のXMLを生成し、且つセキュリティを考慮してIDも発行するか何がしか外部の認証システムを用いるという実装になるだろう)、シンプルなツールさえあれば結構快適そうである。

既存のメールシステムが、送信元を認証するID管理を実装すれば済む領域ではあるので、わざわざRSSにシフトせぞとも課題は解決するかもしれないが、メーラーとRSSリーダーが一緒になってシームレスに使えたりすると便利かもしれない。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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