E-Bayの年間売り上げが$1bil(10億ドル)を越えた。これは公開してからの$1bilに達するまでのスピード記録の一つで、シリコンバレーの企業の中では、アップル、サン、Nvidiaの記録よりは遅かったが、シスコ、シーベルとほぼ同じスピード。
「EBay reached $1 billion in sales only four years after going public, one of the valley's fastest dashes to the symbolic mark. Sun Microsystems, Apple Computer and Nvidia made it in even fewer years, but eBay's achievement matches that of Cisco Systems and Siebel Systems, among a handful of others.」
こうした記事が出たときに、シリコンバレーの上位企業リスト(HPのようなNYSE上場企業が並んでいないのが欠点だが)を眺めていると、シリコンバレーの全容を把握するのに発想が刺激される。e-Bayは時価総額順で第四位。100位あたりで、だいたい時価総額が$300mil台。その下には、たとえばバブル期に株価が高騰したRedbackとHandspringいったところが、ともに、株価は1ドルを割り込み、時価総額は$150milを切っている。100位以降のこうした企業群の株価が実態と比べて下がりすぎているとすれば、今は底値だから投資したほうがいい。でもズルズルとそのまま下げ続けて倒産するのならば、いくら安いところで買ったからといって投資はすべてパーになる。こちらの連中と飲んでいると、こうしたハイリスク・ハイリターンの底値買いの話題がよく出るものである。買う買わないは別として、思考実験としてはなかなか面白い。