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グーグル、エリアによるパーソナライズ検索をPCでも開始

2009/02/10 17:18
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渡辺隆広

日本でSEOを始めた第一人者として知られるアイレップサーチエンジンマーケティング総合研究所 所長の渡辺隆広氏が、競争の激化する検索市場をビジネス、マーケティング、テクノロジーの各方面から掘り下げます。
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グーグルが場所(エリア)によるパーソナライズ検索の提供を一部で開始している模様です。設定を有効にするためのプロセスだけ日本語化されていないため、基本的に日本のユーザはあまり目にしないのかもしれませんが、紹介しておきます。ちなみにモバイル版はすでに同様の仕組みがあったのですが、今回はPC版です。

グーグル(google.co.jp)で"restaurant", "mcdonalds", "kfc"など適当な英単語で検索をすると、検索結果の最上部に検索窓が現れ、都市や場所を入力するように促されます。たとえば KFC (ケンタッキーフライドチキン)と入力して、続けてその検索窓に「渋谷」と入力すると、渋谷周辺のKFC店舗一覧が地図と共に表示されます。

ポイントは、ここで指定した場所・エリア情報が、以後の検索に引き継がれるようになることです。つまりロケーションによるウェブ検索結果のパーソナライズが行われるようになります。

たとえば、「ホテル」「駐車場」「スーパー」「クリーニング」「アパート」「英会話」「書店」「貸倉庫」「中華料理」「ピザ」など、実店舗や所在地などのエリアが関係する検索ワードであっても、検索利用者が自発的に検索窓に地域をエリアを指定しなければ地図を伴ったユニバーサル検索が表示されることはありませんでした。

しかし今回のエリアによるパーソナライズ機能が実装されたことで、ユーザが自分で入力しなくても当該クエリが地域と関係ある場合、あらかじめ指定されたエリア周辺の情報を自動的に地図で表示するようになったわけです。

この結果、Googleウェブ検索結果において地図が表示される割合が高まること、またエリア単位による検索結果のパーソナライズ化が進むだろうと予想されます。従来なら自発的に入力しない限り地図が出ませんでしたが、今回の仕様でクエリが自動判別されるため、利用者の意図に関わらず地図が検索結果に表示されるようになるためです。また、指定するエリアは各々の検索利用者の生活居住区に依存しますので、利用者によってエリアごとにパーソナライゼーションが行われることになります。

先ほど挙げたキーワードは単一ワードとして検索回数が比較的多いものがありますが、こうしたワードでも地図が出現するようになることで、ユーザの視線移動やクリック行動にも変化が出るかもしれません。

最初の設定窓が英単語でないと出現されないことから、リリース前で日本語化がうまくいっていないのか、一部のユーザ限定のテストなのか、よくわかりません。が、正式にリリースされると検索が便利になる一方、マーケティングの観点から見ると一部のワードでは戦略をあらためて考えてみる必要があるのかもしれません。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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