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ad:tech 上海に行ってきました

2006/11/13 12:35
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渡辺隆広

日本でSEOを始めた第一人者として知られるアイレップサーチエンジンマーケティング総合研究所 所長の渡辺隆広氏が、競争の激化する検索市場をビジネス、マーケティング、テクノロジーの各方面から掘り下げます。
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かなり時間が経過してしまいましたが、先月10月18、19日に中国・上海で開催された ad:tech上海に参加してきました。米国各都市で開催されるad:techと比較して規模は小さく、ブース出展数や講演数も少なめですが、中国・アジアローカルの話が中心となっていました。今回はその中からモバイル検索とSEMに関連するお話を簡単に。

中国モバイル市場は2004〜2005年頃から携帯電話からのネット接続が可能になるなど日本と比較して立ち上がりは数年遅く、紹介されたケーススタディも日本ですでに1〜2年前には実施されているものばかりでした。一方で、例えば携帯内蔵のデジカメで商品写真を撮影すると直接、公式Webサイトが表示される技術など日本で最近一般市場に出てきたものがすでに存在したり、モバイル検索からキャンペーンサイトに誘導するといった手法、Click-to-Call、バナー広告のA/Bテストなど、急速に成長を遂げているという印象です。日本ではPCでまずネットが普及して、続いてモバイルに広がったのに対して中国はPCとモバイルが同時に成長していることが背景にあると思われます。

SEMは事例自体はIBM ChinaやTektronixなど中国であるものの、内容はグローバル企業がSEMを展開する上での戦略構築や社内体制・組織をどのように最適化すべきかという話が中心となっていました。多数のブランドや事業部を持つ大企業がサーチマーケティングを展開する上では、サーチマーケティングを担当する部署を新設してキーワードの集中管理を行うことで社内競合を防ぐ、社内調整役を務める、専門企業にアウトソーシングする場合でもそれをコントロールするための社内の教育をすべきなど、キャンペーン管理の上でよくポイントとして挙げられる事項です。

こうした社内体制はサーチマーケティングの効率化を図る上で必須である一方で日本企業でこうした組織体制を確立できているところは少ないので是非参考にしていただきたいものです。「Web戦略の中にサーチマーケティングを組み込む」という発想が希薄な日本で開催されるカンファレンスでは絶対に出てこない内容(あるいは、日本人スピーカーだからでしょうか)が聞けるのは海外のSESやad:techの良い所といえるかも知れません。

最後に余談ですが、中国元が日本円でいくらに相当するか知りたくて検索エンジンを利用した時、「500元 円」と検索して私がまさに求めていた答えを一発で出してくれたのはAsk.jpだけでした。

後で調べたところ、Googleは、例えば「500元を円に」などと文章調に入力しなければいけないようです。実質的に「通貨換算」という検索機能の存在とその使用方法を把握している人しか利用できません。500元 円というクエリがそんなにおかしいものとは思えませんし、クエリ語句から意図を読み取ってほしいものです、そんな意味でほしい答えを表示したAsk.jpにちょっと感動しました(Ask.jpは文章調に入力しても回答を表示します)。Yahoo!検索は未対応の模様。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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