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ポストTwitter? ミニブログ「Wassr」とは

2008/07/12 02:14
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Twitterのサービスが一向に安定しない。特にここ最近は不調なうえにAPIの制限も厳しくなり、米国の気の早いユーザーの間ではTwitterの次を探す動きが活発だ。FriendFeedなどがその代表といえるだろう。国内でも同様の動きがあり、モバイルファクトリーの「Wassr」がポストTwitterとして注目を集めている。

TechnoratiでWassrというキーワードに言及したブログの数を見ると、7月上旬に数値が跳ね上がっている。

過去30日間に書かれた、wassrを含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「wassr」に関するグラフ

コアなネットユーザーに使われている、サイボウズ・ラボのログ解析サービス「Pathtraq」の計測では、一時的にしろ、Twitterを抜いている

 Wassrは2007年6月6日にオープンした。国内でも多くのTwitterクローンが世に出た時期だ。その中でいま注目を浴びるWassrとはどのようなサービスなのだろうか。企画、開発を担当するモバイルファクトリーの松野徳大氏に聞いた。

モバイルファクトリーの松野徳大氏

 

まず気になるのはWassr(ワッサー)という不思議な名前についてだ。英語の「What's up」に由来し、ワッツアップ→ワッツァップ→ワッツァー→ワッサーとなったという説も根強いが、松野氏に尋ねると、あっさりと否定されてしまった。

「わっさ、わっさとユーザーが集まってくるように、ということで名づけました。What's up説は間違いですね」と松野氏。

いくぶんダジャレ的要素を含んだ命名だが、サイト公開から1年。ようやく名前に込めた想いが現実になり始めたようだ。普段は1日に数人程度の新規登録があるくらいだったが、7月2日には1200人もの登録があったという。

WassrはTwitterと同じミニブログサービスに分類されるが、独自の機能も持っている。チャンネル機能、Second Lifeからの投稿機能、高度なモバイル機能の3つだ。

チャンネル機能はmixiなどのSNSによくあるコミュニティ機能と同じようなものだ。Wassrでは共通の趣味を持った人が集まり、一言つぶやきあって交流を深める。誰でもコミュニティの管理人になったり、コミュニティのメンバーになったりできる。すでに500個くらいのコミュニティがあり、なかにはTwitterからの乗り換えを検討する「Twitterチャンネル」といったものもある。

 

Second Lifeからの投稿機能は、モバイルファクトリーがもともとSecond Life事業を展開していたことから、社内の事業連携として実装したそうだ。WassrはSecond Life内の位置情報も投稿できるため、仮想世界サービスに対する世間的な熱が下がっているなか、現在でも一定の盛り上がりを見せているという。

モバイル機能はモバイルファクトリーがもっとも得意とする分野だ。携帯電話からもPCからも絵文字を投稿できたり、携帯電話から位置情報を付加して投稿したりできる。位置情報付きの投稿はGoogleマップ上に配置される。「モバイルからの使いやすさには特に力を入れた部分」と松野氏は言う。

コミュニケーション主体のネットサービスは、ひとりで始めてもなかなかその楽しさがわからない。Twitterを始めたけれど、1人でつぶやいてばかりで、いつの間にか使うのを止めてしまったという人もいるだろう。Wassrには日本人がコミュニケーションをとりやすくなるような工夫が散りばめられているように見える。

新しい技術トレンドの採用にも抜かりがない。すでにOpenSosialとFacebookアプリに対応。さらにiPhoneにも最適化した。

ところで、いきなりWassrが盛り上がった理由は、上記のようなサービスの特長とあまり関係がなかったりするところがまた面白い。きっかけはYappo氏というエンジニアのブログである。「Twitterはもう終わった、wassrやってなくて良いのは幼稚園児までだよね」というエントリーが話題となったことでブレイクした。

松野氏とYappo氏は数年来の友人。あるとき松野氏が、ふと軽い気持ちでWassrをブログで紹介してくれるようにYappo氏に頼んでみたところ、本当にブログ経由でユーザー数が増えていった。このエントリーをきっかけとして、なんとWassr用のクライアントソフトを作ってくれる人まで現れた。

今後Wassrをどのようなサービスにしていきたいか尋ねると、松野氏からは「まずはユーザーさんに楽しんでもらいたいのが一番」という答えが返ってきた。こうしたひたむきな想いで作ってきたからこそ、今回のような幸運を呼んだのかもしれない。

 鳴海淳義 (編集部)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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