こんにちは、編集部の永井美智子です。私は現在、米国時間1月7日より開催される米国最大の家電展示会「CES 2008」の取材のため、ラスベガスに来ています。すでに6日に行われたMicrosoft会長のBill Gates氏の基調講演の様子などを記事として掲載していますが、せっかくですのでここでは記事にはならないCES 2008の取材の裏側をご紹介します。
展示自体は7日からなのですが、その前日の6日は、各社が一斉にプレスカンファレンスを開催します。展示ブースの見どころや2007年の製品の販売状況、2008年の注力分野などを報道陣にアピールする場であり、報道陣にとっても最新情報を得られ、効率的にブースを回る参考になる、非常に重要な場です。
朝は非常に早く、今回は8時からのLG電子のカンファレンスで幕を開けました。それでも、150人は入ろうかという会場は立ち見が出る盛況ぶり。各社のカンファレンスは30分〜45分、これが18時ごろまで毎時間続きます。
カンファレンスの場所は、基調講演が行われる「The Venetian」というホテルが中心なのですが、企業によっては展示会場の「Las Vegas Convention Center」内で行うところもあります。両者は車で10分ほど離れており、無料の送迎バスが出ているのですが、数百人の報道陣が右へ左へと移動し、少しでも出遅れると会場に入れないかもしれない・・・というわけでそれなりに戦いの場でもあります。
そんな報道陣を見かねてか、企業の皆様から温かいドリンク+軽食のサービスが。
コーヒー・紅茶のほか、朝食代わりのスナックなどが用意されていました。
昼食は、プレス登録するともらえる「昼食券」を使って、プレスセンターで食べることが可能。
ただ、今日はちょうど昼食時間帯にカンファレンスを開催していたシャープさんが、報道陣にランチボックスを用意してくださいました。シャープさんありがとうございます!(ちなみに私が2年前にCESを取材したときも、やはりシャープさんのランチボックス付きカンファレンスがありました)
サンドイッチ(ハム、ターキーなど4種類から選べます)にサラダ、りんご、ブラウニー、ポテトチップ+ドリンクと非常に豪華でした。
夕方は、ソニーさんがカンファレンス前の待ち時間に、軽食+ドリンクを用意してくださっていました。世界中の報道陣が一斉に群がり、さながら交流会状態。英語・フランス語・スペイン語・日本語・韓国語・中国語などが飛び交う不思議な雰囲気です。
今回のCESの大きな特徴は、「プレス」のほかに 「ブロガー」という区分が設けられたこと。プレスルームには入れませんが、ブロガールームが別途設けられ、インターネット回線を自由に使えたり、ドリンクや軽食のサービスがあったようです。また、基調講演もプレスとブロガーは優先的に入れるといった特典がありました。(※ただし事前のブロガー登録が必要なようです)
ちなみに、プレスの場合は以下のようなプレスバッジが配られます。CNETはCESで自社ブースを設けているため、私は「Exhibiting Press」(出展者兼プレス)という銀色のバッジをもらいました。通常のプレスは赤い色のバッジをもらいます。背面はペンや名刺を入れるポケットがあり、非常に便利。
また、希望者にはプレスバッグももらえます。
今年はリュック型でした。手前のポケット部分がファスナーで取り外し可能で、
こんな形に分解できます。スポンサーの東芝さん、ありがとうございました!
と、いろいろ報道陣ならではの特典(?)があるのですが、これもすべて読者のみなさまに良い記事をお届けするため!・・・ということで、明日からは展示の様子を中心にレポートします。ご期待ください。
永井美智子(編集部)