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Google Developer Day 2007ゲスト:はてな伊藤氏講演メモ

2007/05/31 14:49
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CNET Japanの編集スタッフと米国CNET News.comのスタッフが、手に入れつつもニュースに乗せ切れなかったITやインターネット、モバイル関連の情報や取材でのこぼれ話、うわさ話をお送りします。
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現在東京都内で、Google Developer Day 2007が開催されています。こちらで記者が講演で取ったメモを公開することにしました。

ここに掲載するのは、ゲストとして登場したはてな取締役 最高技術責任者の伊藤直也氏の講演のメモです。講演を聴きながらのメモであるため完璧なものではありませんが、少しでもお役に立てば幸いです。

永井美智子(編集部)


はてなはGoogle APIをつかってさまざまなサービスを開発、提供している。

例)はてなMaps
はてなMapsはグーグルのAPI公開から1週間で作った。地図をつかったサービスをずっとやりたかったが、地図は権利関係がきびしく、無料で提供することはできなかった。紙データはあっても、プログラマブルなもの、インターフェースなどまで自分たちでできるようなものは難しかった。だからAPIが公開されたときにすぐ勢いで作った。

ある企業に見せに行ったところ、「1週間でこんなものをつくれるわけがない」と言われた。インターフェースに写真を載せるだけということで納得してもらったが、既存のアプリ開発者から見るとすごいことだとわかった。

例)ワンワンワールド
はてなラボで公開。はてなラボはサービスとして提供するにはユニークすぎて人集まらないけど面白いから公開したいというところで公開している。このようにエンターテインメント色の強いものも作れる。

例)はてなブックマーク+YouTube
ブックマークをオンラインで共有するはてなブックマークに動画を組み合わせた。YouTubeだと動画がたくさんありすぎてどれが面白いのかわからないが、面白い動画が知りたいということで組み合わせてみた。

APIがあったおかげで、普通なら難しかったものもできる。地図を用意してインターフェースも作りこんでといったことは難しい。動画サービスをやりながらブックマークサービスもやる、というのも非現実的。APIを公開してもらったおかげでできた。

プログラム書くときは、できそうだと思うとすぐやってみたくなる。APIがあると開発の敷居が低いのでやってみようという気になる。はてなでは企画を練って仕様を書いてからつくるというより、技術者の好奇心でうまれたものが多い。開発の敷居を下げる意味でもAPIは大事。

APIは技術者に対して実現性の敷居を下げる役割を持つ。サービスはユーザーをエンパワーするもの。APIは技術者をエンパワーするもの。APIはネットを豊かにする。APIはデータをオープンにする。たとえば自分が書いたブログを移行したいと思ったときに書いたものを移せなかったりすると困る。データはネットの中核。APIはデータ取得加工のインタフェース。データはユーザーのものだからそれを動かせることが重要。

いまのウェブはAPIでデータをプログラマブルにして共有し、APIを通じてネット上に伝播していくものだ。

Google APIは個人で作るのには難しい規模のサービスがオープンになっている点がすばらしい。Mapsのようにバックエンドに大きなインフラがあるものは、ほかにないと言う点でアドバンテージがある。仕様もオープンなので、プロプライエタリソフトをつかわなくてもいいし、プログラマブルなので使いやすい。インフラも速くて安定しているので安心。マッシュアップの欠点は先方がダウンしたときにどうするかなので、その辺に気をつかわなくていいことは大きい。

APIを使うことで、1人では難しかったこともできるようになる。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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