Appleは、次期Mac OS X「Leopard」の登場後に、旧バージョンのMac OS Xを利用するユーザーに対し「Boot Camp」を有償で提供していくようだと、Mac関係の噂サイトであるMacScoopが米国時間1月22日に報じている。価格は29ドル程度になるという。
MacScoopのレポートによると、Appleは2007年にBoot Campの正式版が完成したら、Mac OS Xの現行版であるMac OS X「Tiger」でBoot Campを使用するユーザーに29ドルを課金する計画だという。Boot Campのベータ版はAppleのウェブサイトから無償でダウンロードすることができる。これを使用すると、IntelベースMacでMicrosoftのOS「Windows」を起動することができるようになる。
レポートではまた、1月30日に一般発売を開始するMicrosoftの新OS「Windows Vista」をAppleがサポートする予定だと述べている。Appleは2006年に、Boot Campのベータ版を使ってMacでWindowsを使用してもサポートはしないと明言していた。
Appleは、Leopardが2007年春ごろに登場する際に、Boot Campも一緒に組み込まれるようになると述べてきた。先ごろ、Appleは一部の「MacBook Pro」と「MacBook」に搭載済みの802.11n Wi-Fi機能を有効化するソフトウェアに別途1.99ドルを課金する計画であることを認めているが、MacScoopの報道では、LeopardユーザーもBoot Campを使用するために追加料金を支払う必要があるようなことは示唆されていない。
Appleの関係者から、Boot Campに関するコメントは得られていない。
Posted by Tom Krazit