米国の年末商戦の始まりである感謝祭あけに間に合わせる形で、日本より一足早く、11月19日に発売になった任天堂のゲーム機「Wii」。VIDEOGAMESBLOGGER.COMによると、このWiiの販売台数が発売開始からわずか8日間で60万台を突破したという。これは1秒間に約1台が売れた計算で、本体とアクセサリを合わせた売上金額は北米市場だけですでに1億9000万ドルに達したそうだ。さらに、ゲームタイトルについても、「ゼルダ城の伝説」シリーズの「The Legend of Zelda:Twillight Princess」がすでに45万4000本を上回る売上を記録。Wii購入者の4分の3以上が同ソフトウェアを入手していると同記事は伝えている。
好調な売れ行きに関し、Nintendo of AmericaプレジデントのReggie Fils-Aimeは、「すでに60万台以上を販売したが、引き続き需要が供給を上回っている。(Wiiが)このホリデーシーズンの『必須アイテム』の1つであることは明らかだ」「われわれは発売時に、競合他社の供給能力を何倍も上回る数のハードウェアを小売向けに出荷したが、それでも売り切れとなっている」とコメントしている。
発表時から下馬評の高かったWiiだが、ライバルが製造のトラブルによる供給不足などの問題に足をすくわれたことなども追い風となり、幸先のよい出だしとなったようだ。
坂和敏(編集部)