お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

南極オゾンホールの状況は考えられていたよりも悪いと米科学者らが報告

2006/07/06 07:27
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

CNET Japan編集部

CNET Japanの編集スタッフと米国CNET News.comのスタッフが、手に入れつつもニュースに乗せ切れなかったITやインターネット、モバイル関連の情報や取材でのこぼれ話、うわさ話をお送りします。
ブログ管理

最近のエントリー

 新たなコンピュータモデルによれば、南極のオゾンホールは、これまで考えられていたよりも悪い状況にあるという。

 米国航空宇宙局(NASA)、米国海洋大気庁(NOAA)、米国大気研究センター(NCAR)の科学者らによって行われた新たなコンピュータシミュレーションによれば、南極上空にあるオゾンホールは、これまでの予測よりも約18年遅い、2068年まで解消しないという。オゾンホールが解消するとの期待は、クロロフルオロカーボン(CFC)のようなオゾン層破壊物質を規制し、最終的に全廃するという「モントリオール議定書」が1987年に国際的に採択されたことによってもたらされたものだ。なおCFCは、成層圏のオゾン層を破壊する塩素ガスと臭素ガスを発生する。

 この予測に先立つ2005年12月に、米国地球物理学連合(AGU)は年次の地球科学会議において、オゾンホールが1980年のレベルに回復するのは2065年以降にずれ込むことになるだろうと予測していた。しかし今回、それよりもさらに遅い回復が予測されたというわけだ。

 今回の予測を行うにあたり科学者チームは、新たな数学モデルを用いることで、過去27年にわたる南極オゾンホールの状態を、彼らが言うところの正確な像として描き出すことに成功したという。科学者らはその後、オゾン破壊物質の今後の放出量を見積もり、オゾンホールの回復はそれまでに予測されていた2050年ではなく、2068年になると予測したのだ。

 また、今回の研究によって、オゾンホールはまだ回復ステージに入っていないことが示されるとともに、オゾンホールが著しく縮小し始めるのは2018年以降になるとの予測がなされた。

Posted by Stefanie Olsen

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー