Advertising Ageが米国時間4月24日に報じたところによると、Apple Computerは音楽配信サービス「iTunes Music Store(iTMS)」に広告サービスを導入することを計画しているという。
同記事によれば、少なくとも初期段階では、広告の大きさは「iTunes」画面上の一部に限られ、ポッドキャストをPCにストリーミングしているときだけ表示される予定だという。しかし、ユーザーが広告表示に慣れてくれば、広告枠を大きくすることは難しいことではない。広告なしのサービスを前面に押し出していた衛星ラジオ放送局の多くは、資金繰りに頭を悩ませ、徐々に広告の数を増やしている。もちろん、Appleにはそのような心配はないだろうが。
iTunesで入手可能なポッドキャストの中には、番組の開始前や途中にラジオ形式の広告が挿入されるものもあるが、ビジュアル広告としては初の試みとなるだろう。何百万人ものiTunesユーザーは格好の市場となる。特に「TiVo」などのサービスで、従来の広告を敬遠している消費者をいかにしてとらえようかと思案している広告主には願ってもない市場だ。
Posted by Tom Krazit