航空サービス会社DayJetは米国内の主要都市圏を往来するオンデマンド型のジェット機の運航サービスを提供すると発表した。同社では、2006年内の運行開始を予定している。同社は米国時間4月24日、「2006年末までに」フロリダ州内限定で一部の空港間を乗客を乗せて運行開始すると述べた。使用できる空港は第3四半期早々に発表する予定だという。サービス開始から1年以内に、米南東部4州内の空港20カ所でサービスを提供すると、同社は述べた。
DayJetは2005年に、2006年中頃までには乗客を乗せて飛行する計画だと述べていた。その目標が達成できるかどうかは現時点では不明である。同社はまた、サービス開始後2年以内に35カ所の空港で利用可能にすると述べた。
競合に立ち向かうDayJetは、「Eclipse 500」という軽量小型機を使用する予定だ。この機体は乗客を4人乗せることができる。このサービスを利用すれば、大手航空サービス会社が運行する本数の少ないジャクソンビルやタラハッシーといった都市間の利便性が向上するだろう。
話はそれるが、DayJetは、分かりにくいたとえ話を出して自社のビジネスを説明している。創業者のEd Iacobucci氏は、同社のビジネスモデルは「ロングテール論」や、ウェブを使ってBarnaby Jonesのような古いテレビ番組を再び市場へ売り出すといった発想を拡張したものだと述べた。DayJetは最近、「TiVoのトラベル版」を提供する予定だと言明すらしている。
Posted by Michael Kanellos