Bill Gates氏は長い間、「Lotus Notes」の開発者で2005年にMicrosoftへ加わったRay Ozzie氏が同社に最適な人物であると評してきた。
The Boston Globe紙の3月13日付けの記事によると、「私はSteve(Ballmer)に長い間『われわれと仕事をしていないソフトウェア業界人の中で、Rayほど最適な人物はいない』と話してきた。するとSteveはいつも『それじゃあ彼を仲間に入れよう』と返事をしたものだ」と、Gates氏は電子メールによるやりとりで述べたという。
Gates氏はまた、Ozzie氏は「業界のいたる所で尊敬されているように、Microsoft内部でもとても尊敬されている」と述べた。Ozzie氏は現在、Microsoftで最高技術責任者(CTO)を務め、同社のソフトウェアサービス戦略を練り上げる作業に取り組んでいる。
さらに、Gates氏はOzzie氏がMicrosoftの電子メールサーバ「Exchange」のライバル製品にあたる「Notes」を開発したにもかかわらず、同氏はMicrosoftにとって貴重な協力者としてみられていたと述べている。「Rayがまったくの部外者だったことは一度もない。Notesを開発していたときでさえも、彼は『Windows』の改良に役立ってくれた」(Gates氏)
Gates氏はMicrosoft幹部者間でのOzzie氏の立場についてまったく気にしていない。「たった数人の主要人物だけで主要な事業3つを手がけているという点では、Microsoftは変わった会社だ。つまり、私(Gates)、Ray、Craig Mundie、David Vaskevitchだ」(Gates氏)
Ozzie氏はMundie氏やVaskevitch氏とCTOの職を分担している。Mundie氏は組み込みコンピュータなどの未来技術や政府の政策への対応を担当している。Vaskevitch氏はビジネスプラットフォームを担当している。
Posted by Mike Ricciuti(CNET News.com)