Microsoft会長のBill Gatesは米国時間27日、自社を含め中国で事業を展開している多くの米ハイテク企業を擁護した。中国で事業を展開するには検閲を受け入れるよう要求される。
「インターネットにより中国人の政治的関与が高まっている。なぜなら国外へのアクセスは検閲が難しくなっているからだ」、とThe Times Onlineは記事の中で同氏の発言を引用した。
検閲をテーマにした議論はGoogleが米国時間24日に検閲を受け入れた検索サイトを中国で開始したことで激しさを増している。同サイトは現在広く批判されている。しかし、同社だけが中国当局の要請に従わざるを得なかったわけではない。YahooやMicrosoftもまた当局の要請を受け入れているのが現状だ。
中国はインターネットを検閲しているが、情報の自由はまだあるとGatesは主張した。
「中国において情報の流れは大きくなりつつある。国民間の対話が活発化している点でも見てとれるだろう」と同氏はスイスのダボスで開催されている「World Economic Forum」で代表団に述べた。「これがプラスに大きく作用することは間違いない」(Gates)
Posted by Elinor Mills