お久しぶりです山田ひさのりです。ブログ投稿がだいぶご無沙汰となっていましたが、転職を機に書きたいテーマが見つかったので今後このブログもコンセプトを変えてお送りしていきたいと思います。
私のキャリア
まずおさらいの意味も込めて書き手である私の自己紹介をしておきます。ITでの職務経験は15年。コンソールゲームの業界に4年、WEB&モバイルオンラインゲームの会社に11年いました。キャリアのスタートはC/C++のプログラマでしたが、その後Javaに移行し、SE→PM(Project Manager)となった後に、PMO、製品営業、WEBマーケティング、ゲームディレクターなど多くの職種を経験しました。ポジションとしては組織マネージャーや部門長などを経てきましたが、現在はの1プレイヤーに戻り、あるクラウドWEBサービスのバックエンドシステムのプロダクトマネージャーとして活動しています。
ここで私は自分のことを『プロダクトマネージャー』と紹介しましたが、最近では「グロースハッカーかもな?」と思い始めています。というのも、私がやっていることの多くはこのグロースハッカーのミッションだからです。そう考えていると俄然グロースハッカーに興味が湧き始めたので今回から数回に渡ってグロースハッカーについて掘り下げてみたいと思います。
グロースハッカー考察
少し前からバズワードともなりつつあるグロースハッカーですが、当然、これまでも同じようなミッションを持つ職種はありました。ただ、最近のIT系スタートアップの盛り上がりの中でその職種が独自の進化を遂げ、それを表現する適切な言葉が無かったことからグロースハッカーなる職種(?) or 言葉が作られたのだと思います。今ではグロースハッカーでググれば日本語でも結構な量の情報がヒットします。
参考文献:
- Wikipedia - Growth Hacking
- Growth Hacker is the new VP Marketing
- 「Growth Hackerとは?」 ~ シックス・アパートは「Growth Hacker」を募集しています
- Webサービスの運営のために欠かせない新しい役割「Growth Hacker」とは?
- Growth Hack(グロースハック)における3点の特色について
- ITエンジニアの新しい職種、Growth Hackerって何だ
- 次の流行り言葉は『Growth Hacker』っぽいのでちょっと調べてみた
- プログラマーがGrowth Hacker(グロースハッカー)に最も近い存在なのはなぜ?
この投稿を書くにあたって、グロースハッカーに関する日本語、英語の記事を読み漁りましたが、グロースハッカーについては明確な定義はないものの「なんとなくこういう仕事をする人」という意味での合意形成は世の中(少なくともWEB上)にあるように感じました。グロースハッカーのミッションは「担当しているサービス(多くはユーザーにフォーカス)を成長させること」に他なりませんが、そのためのアプローチ方法が従来のマーケターとは一線を画すようです。具体的には以下を満たしている必要があるように思います。
グロースハッカーが持つべき4つのアプローチ
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なんとまあ高スキルですね(w
これらのアプローチは「限られた予算」、「多くのトライ&エラー」など、ITスタートアップが持つ周辺事情に答える形で自然と定義されていったと推測されます。
個人的な感想をいうと、ソーシャル市場の勃興をきっかけに従来のマスメディアを利用した集客&サービス成長戦略のアンチテーゼとしてグロースハックが生まれたと考えています。従来のマーケターが行っていた広告、マーケティング、プロモーションなど(以後これを『従来手法』と呼びます)が現在においても有効な手法の一つであることに変わりはありませんが、それのみに頼らない第3案としてグロースハックが提唱され、かつそれがITスタートアップの周辺事情に最適化されたのが、「グロースハックの今」だと見ています。
上記のアプローチを取りつつ、プロダクトやサービスの成長を実現できるとしたら、まさにスタートアップ企業が喉から手が出るほど欲しい人材でしょう。いくつかのWEB記事では「マーケターがグロースハッカーに肩書を変えただけで、LinkedInでのスカウトアプローチが増えた」とありました。これは極端な例ですが、このような話からもグロースハッカーの重要度を実感することができます。
次回予告
今回は私の自己紹介とグロースハッカーの概要について私なりの見解をまとめてみました。次回は上述した「グロースハッカーが持つべき4つのアプローチ」について詳細に掘り下げていこうと思います。