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PMPへの道のり(その3) - PMBOK勉強会開始 -

2009/05/24 22:25
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プロフィール

山田ひさのり

私がプロジェクトマネジメントを実践したり学習したりしていく中で、ためになった考え方やノウハウを紹介していこうと始めましたが、その後ケータイ/ソーシャルビジネスを中心の情報発信に変化しました。暫くの間更新が滞っていましたが、私の転職をきっかけにグロースハック/ハッカーの情報を発信するグログとして投稿を再開しました。
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前回は私が初めてPMBOKを勉強した感想などを書かせてもらいました。今回は私が主導して開催したPMBOKの勉強会に関する周りの反応やその成否について書きたいと思います。

開催計画

PMBOKの勉強会を開催するにあたってまず私はその開催計画を立てることにしました。PMBOKは12章から成り、主にその知識エリアによって章立てされています。それぞれの章のボリュームは様々ですが、マネジメント・プロセスの多い章(≒知識エリア)はページ数が多くなっています。

勉強会の開催形式はプレゼンによる発表-聴講形式とし、基本1人が1章をプレゼンします。ただしページ数が多いタイム・マネジメントのみを2人/2回に分け、計13回で完了するようにスケジュールしました。特別な理由が無い限り1週間に1回開催するので13週、つまり3ヶ月ちょっとで終了する計算です。勉強会の規模としては適当ではないかと思いました。

今思うと プレゼン-聴講形式 の勉強会は安直な気がします。勉強会の形態についてもう少し練っても良かったと思います。

当時私の所属するプロジェクトマネジメント部は15名程度が在籍していましたので、マネージャクラスを除けば開催必須人数ともぴったりとマッチしました。私は早速PMBOKの各章に人を割り当て、勉強会の開催計画と共にwikiに記載しそれらを部会でアナウンスしました。

勉強会開催宣言! 皆の反応は・・

勉強会の開催宣言する私には何の迷いもありませんでした。何故なら私の所属するプロジェクトマネジメント部は「プロジェクトをマネジメントすること」をミッションとしていたからです。そのための有用な知識を身につけるこの勉強会は、部の方針に明らかにマッチしており当然皆に受け入れられるだろうと思い込んでいたからです。また当時のプロジェクトマネジメント部は旧来から存在していた研究開発部から分離独立した部署で、プロマネ属性を持ったメンバ、もしくはキャリアとしてプロマネを目指すメンバを軸に選抜されてはいたものの、明らかに部全体がプロマネに必要とされる知識やノウハウを欠いており、その時まさにこのような勉強会が必要とされていると信じていました。しかし勉強会の開催を発表した私への意見には意外なものも多く含まれていました。

  • その勉強会をやって我々に何のメリットがあるのだ
  • 定常業務で忙しいのにそのような勉強時間を確保する時間は無い
  • プロジェクトマネジメントのような正解が無い領域で勉強会など成り立つのか?

メンバには当然PMBOKを知らない人間も多数いたため、同勉強会の効果について懐疑的な声が多かったのです。

とはいえそのような否定的な意見を気軽に言える我社の社風に感謝したいものです。

これは私にとっては若干ショッキングな出来事でした。せっかくPMBOKというプロジェクトマネジメントに関する絶好の学習教材が存在するにも関わらず、それを学習すること自体の是非を問う意見すらあったからです。当時PMBOKの有効性を直感的に感じていた私ですが、今から思えばPMBOK自体の紹介が十分でなかったために否定的な意見が多かったのだと思います。またPMBOKの有効性を実証した人間が周りにいなかったということもその要因の一つだったようです。

しかしながら肯定的な意見が多かったことも事実です。

  • そんな学問があるとは知らなかった
  • これは面白そうだ
  • 何を勉強すれば良いかわからなかったのでこれは渡りに船だ
  • 前から学習してみたかったが1人だとなかなか踏ん切りがつかなかった

何か物事を始めようと思うときは肯定的な意見も否定的な意見も出るものです。私は「肯定的な意見が多数あった」という理由からPMBOKの勉強会を(マネージャ権限も利用して)開催することにしました。

いよいよ勉強会開始! ところが、、

第1回目の勉強会を開催するあたって、「初めが肝心」と考えた私は同部で最も勢いがあって前向きなメンバを1回の発表者に持ってきました。発表者には以下の制約を与えました。

  • 発表30分、質疑応答15分
  • 自分が重要と思う項目をパワーポイント(レジュメ)にまとめ重点的に発表
  • レジュメは前日までにメーリングリストに共有

1回目の発表者は私の期待に応えて勢いのある発表をしてくれ、ここまでは私の思惑どおりです。ところが、、

発表を3,4回と重ねるうちに、定常業務が忙しいことやPMBOKの内容が抽象的なことなどから、発表自体が単調にかつ退屈な内容になってきました。最初はPMBOKに期待して勉強会に参加していたメンバもPMBOKの内容が具体性に欠けることを知るにつれ明らかに退屈していったのです。このまま勉強会を継続することに問題を感じた私は、勉強会を盛り上げる何らかの策を講じる必要性に迫られました。

次回予告

次回は盛り上がりが無くなっていく勉強会に対して私が講じた策とその効果について紹介したいと思います。またその後の勉強の状況についても書きたいと思います。 ここまで読んで下さった方々に感謝致します。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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