お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

PMPへの道のり(その1) - PMBOKとの出会い -

2009/05/09 15:41
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

山田ひさのり

私がプロジェクトマネジメントを実践したり学習したりしていく中で、ためになった考え方やノウハウを紹介していこうと始めましたが、その後ケータイ/ソーシャルビジネスを中心の情報発信に変化しました。暫くの間更新が滞っていましたが、私の転職をきっかけにグロースハック/ハッカーの情報を発信するグログとして投稿を再開しました。
ブログ管理

最近のエントリー

しばらくBlogの投稿が滞っていましたが、何をしていたのかというと実はPMP資格所得のための勉強をしていました。まだ資格の所得には至っていませんが、PMP試験の受験日までは決定しました。あとはひたすら勉強して試験に合格するのみです(これが大変なのですが・・)。

PMPに関しては後述していますのでわからない方は先をお読み下さい。

ここまで辿り着くのに意外に苦労したので、これまでの私の体験談と苦労話をBlogに残したいと思います。 同じ道を歩む方の参考になれば幸いです。

PMBOKとの出会い

私が始めてPMBOKを知ったのは2年ほど前で、その時の感想は「おお、これだ!」でした。実はそれよりももっと前にPMPの資格については耳にしたことがあって、3年ほど前に「AさんがPMPの資格を取ったらしい」という噂を耳にしました。その時の私は若いせいもありアンチ資格派だったので、PMP資格のことなどまったく耳に止めずむしろ、「ああ、あの人も資格に逃げたんだ」という感想すら抱いていました。

今から思うと恥ずかしい限りです・・

ここでPMPとPMBOKを整理しましょう。PMPはPMIという米国の機関が発行する資格のことで、その資格ではPMBOKを身につけているかが問われます。まとめると以下になります。

PMI

米国にあるプロジェクトマネジメント協会の略称

PMP

PMIが認定機関となっている、プロジェクトマネジメントのプロフェッショナルであることを認める資格

PMBOK

PMIによってまとめられたプロジェクトマネジメントの知識体系(もしくはそれをまとめた書籍)。PMP試験ではPMBOKを習得しているかどうかが問われる

詳細についてはPMI日本支部のページを参照して頂くとして、要はPMPとはPMBOKを身に着けていることを認める資格です。そのころ私の周り(ベンチャーのソフトハウス)ではPMBOKはあまりメジャーでなく認知度もいまいちだったため、私のPMPに対する印象もいい加減なものでした。

自分のプロジェクト管理手法に感じた限界

これまでプロジェクト管理という領域での成否は「経験によって左右されるもの」というイメージが強く、学問としては体系化されていませんでした。私の母親や兄はサービス業(飲食系)で働いていますが、「自分の仕事はプロジェクト管理だ」と言うと、「それって何するの?」と言われ更に、「プロジェクト管理についてまとめられたPMBOKというものがある」と説明すると、「そんなものに正解はあるのか?」と言われたものです。このようにプロジェクト管理についての一般的な見解は、「プロジェクト管理に正解はなく、その会社や業界で良いとされる方法を経験的に身に着けるもの」というもののようです。

私も20代のころはまさにそのように考えており、社内で凄いといわれている人のやり方を必死になって真似しようとしたものでした。幸い私は真似が上手く、また自分なりの創意工夫をする面もあったので30代の前半までに、自分なりプロジェクト方法論を身につけ、何とか周りから信頼を得ることに成功しました。しかし現在在籍している会社が私の成長と共に成長し、案件が大規模化するにつれて自身の身に着けたプロジェクト方法論に限界を感じるようになりました。特に限界を感じたのは発注元企業のメジャー化です。発注元の企業がどんどんメジャー化するにつれて、契約は複雑になり、成果物、納品物、進捗報告などについてこれまでなあなあでやってきた管理手法がまったく使えなくなっていくのを実感しました。

もちろんそのような中にあっても経験の中でいろんなことを身に着けてきましたが、私に求められる責務と成果はそれ以上の速度で大きくなっていきました。

限界を感じた私は何かにすがろうと思い、世の中にあるプロジェクト管理方法論に正解を求め始めました。しかし巷にあふれる知識や書籍は、自身の成功体験に基づいてそのTipsをある程度まとめた程度のものであり、それらが体系的にまとめられ学問となっているものはありませんでした。ただしPMBOKを除いては、、です。

今から考えると探し方が悪かっただけで、2年前ならそのような学問はいくらでもあったかも知れません。「私の耳に入るレベルのメジャーなものはなかった」 と言う方が正確でしょうか。

PMBOKとの出会い

今思い返すとどうやってPMBOKに出会ったのかはまるで覚えていません。でも見方を変えると、出会いを覚えていないぐらいに必然的に出会ったのではないかとすら思えてしまうぐらい自然にそれを知ったのだと思います。PMBOKはまさに私の疑問に答えてくれるものでした、なぜならPMBOKはプロジェクト管理のガイドラインを示唆しているのみで、「具体的にどのように管理すべきか」ということに関しては言及されていません。当時の私は前述したプロジェクト管理のTipsだけは多く持っていました。しかしそれらを効果的に適用するための環境作りや、そのTipsを使うべき場面などに関する知識が乏しく、「ちょっとプロジェクトを効果的にまわせるコツ」を知っているだけであるにもかかわらず、「俺はプロジェクト管理のスペシャリストだ」とさえ思っていました。もちろんそれは単なる思い上がりで、

  • 計画立案の方法とそのタイミング
  • スケジュールや見積りの根拠の算出
  • リスクの管理の重要性仕方とその重要性
  • ステークホルダーとプロジェクトチームのコミュニケーションをどうハンドリングするか

などプロジェクト管理にとって最も重要なポイントを意識することができていませんでした。PMBOKはそんな私の目を覚まさせてくれるに値するものでした。PMBOKに疑問を感じつつも、「これが自分に欠けているピースを埋めてくれるものだ」と直感した私は早速PMBOKを勉強始めることにしました。

次回予告

次回はPMBOKの学習を始めて私が抱いた感想と、PMPの存在を知った私が取った行動について書かせて頂きます。ここまで読んで下さった方々に感謝致します。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー