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チームワーク≒責任感

2009/03/14 13:02
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プロフィール

山田ひさのり

私がプロジェクトマネジメントを実践したり学習したりしていく中で、ためになった考え方やノウハウを紹介していこうと始めましたが、その後ケータイ/ソーシャルビジネスを中心の情報発信に変化しました。暫くの間更新が滞っていましたが、私の転職をきっかけにグロースハック/ハッカーの情報を発信するグログとして投稿を再開しました。
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今日は『チームワークを向上させる魔法のキーワード』に続いて、チームワークについて書きたいと思います。

チームワーク≒責任感

恐らく皆さんは日々の仕事で「責任」を果たされていることと思います。仕事には必ず責任が付随しますが、チームワーク向上の1要素としても「責任の完遂」が上げられます。チーム(もしくは組織)というのは立場が違う人たちの集合体です。その立場が異なる人たちがそれぞれの責任をきっちりと果たすことで目標に近づく集団といっても過言ではありません。そのような側面からチームワークを見た場合、「チームメンバ各自が自身の役割をしっかりと認識し、それぞれの責任を(高いレベルで)果たす」ということはチームワークを向上させる要素としては非常に重要になってきます。

チームワークを向上させる要素は責任の完遂だけではありません。雰囲気作りやビジョンの共有など、他にも様々なものがあると思いますが、この「責任の完遂」がその中でも多くの割合を占めている、もしくはほとんどの要素をこの言葉で置き換えられると私は考えています。

自己責務遂行レベル

上述のことを考え続けていた私は、「責任感を向上させることでチームワークを向上させることはできないか?」と考え出しました。そして更に、「責任感が向上したことを計測する基準はないかな?」と考えるようになりました。その結果考え出したのが、『責務遂行レベル』です。この概念は「自分のチームの責任感がどのレベルにあるか?」ということを、なるだけ客観的に計測するために編み出したものです。ちなみに元ネタはCMMIです。レベルは4段階で構成されており、上位のレベルは下位のレベルの内容を包含します。

▼レベル1

個々のメンバがチームにおける自身の役割を明確に認識している。またそれが資料化されており定期的に更新されている。

▼レベル2

個々のメンバがレベル1で定義された自身の役割を顧客が納得するレベルで果たしている。

▼レベル3

個々のメンバが自分の役割を仕組み化しその仕組みを公開している。

▼レベル4

個々のメンバがレベル3で提供された仕組みを自在に利用し、全てのチームメンバの役割がいつでもスイッチ可能な状態になっている。

 

上記のレベル設定は「自己責任感が極まれば自分に依存した役割は消失する」という考え方に基づいています。これは一見矛盾した考え方に見えますがそうでもありません。「自分の役割を果たす」ということは、その延長に「自分の役割をこなせる人を育てる」という考え方があるからです。そして全ての役割がそのレベルに達した暁には高度なリスクヘッジを備えた上で、高機能で流動性の高いチームを作ることが可能です。

しかしこのレベル設定をよくよく見てみると、レベル1を完遂するだけでも意外と大変だと思いませんか? 私もそうですが、誰かにチーム内での自身の役割やミッションを聞かれたとして、それを即答できる人は意外と少ないのではないでしょうか。これは日本の企業は自己の責任や役割が不明瞭であり、助け合いの精神によって成り立っている部分が多いためと考えています。

見方を変えればその精神もチームワークと呼べなくはないと思いますが、「人を助けるからには自己の責務をまっとうした上で行うべき」と私は考えています。

私のチームでも現在はレベル1目指して邁進中、、と言ったところでしょうか。 (皆さんのチームはどのレベルでしょうか?)

目標には「それに近づいているか?」の判断基準が必要

今日のテーマからはずれますが、ここでちょっと大事なお話をしたいと思います。

リーダーの役割の1つに「チームのビジョンを明確にする」というものがあります。それを考えるだけでも大変ですが、それを実現させる手法や、実現したかどうかを判断する手法も合わせて考えるとなると更に大変です。しかしながら目標達成において「具体的な現実手法」や「その判断基準」を欠かすことはできません。私は特に判断基準は重要だと考えます。なぜなら実現手法はチームメンバの各自に任せてしまうことも(場合によっては)可能ですが、判断基準が無いとメンバの目標達成のモチベーションを継続させることが困難だからです。「チームワークを向上させる」というスローガンについても掲げるのは簡単ですが、継続させることは非常に難しいものです。(判断基準があっても難しいぐらいです)

皆さんも何か目標を立てるときは「その目標が達成されたことを推し量る基準」を考えると、より現実的にその目標に近づけると思います。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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