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ハイパーリンクvsソーシャルグラフ - hiro ( @ogawakazuhiro )

2010/08/20 12:57
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GoogleがなぜFacebookを恐れるのか。

それはGoogleがWebの世界の王者として君臨してきた存在根拠を、Facebookが破壊するかもしれないからです。

Goolgeは、Webのハイパーリンクの構造を理解し、解析することで検索エンジンを再定義しました。そこで得られる検索結果を表示するアルゴリズム、たとえばページランクはそうした研究成果から生まれたものです。

ところが、最近のWebの利用者は、ソーシャルメディア上に流れるさまざまなコンテンツに含まれるURLをクリックすることで、あらたな情報へのアクセスをすることが多くなっている。特に、自分がよく知っている人や、自分が得たい情報を早く入手しているような識者が紹介したものであれば、躊躇なくそのURLをクリックします。つまり、ハイパーリンクを元につながっているというよりは、ソーシャルメディア上の人間関係を元に、それらの情報がつながりはじめています。このWeb上の人間関係をソーシャルグラフ と言います。

要するにハイパーリンク準拠のWebの利用から、ソーシャルグラフ準拠のWebの利用に、ユーザーの行動パターンが変わり始めているということです。

だからGoogleはFacebookを嫌がっている。しかもFacebookは、最近このソーシャルグラフをベースとした検索エンジンを開発し始めているので、なおさら直接的な脅威になります。

 

僕はポストWeb2.0を、Webをサイトという静的なファイルのメタファで見ることから、ストリームという動的な流れのメタファでみるべきであると主張してきました。それを僕はソーシャルストリームと呼んでいます。

つまり、サイトとはWebページという集合ファイルであり、増殖はしていくものの、データの在り場所は不動ですが、ソーシャルストリームでは、データが瞬時にいろいろなWebサービスをホップ(例:BlogからTwitterへ、そしてFacebookへ)していくわけです。 これを捕まえないとリアルタイムな情報をつかめない。

ソーシャルストリームの流れは非常に複雑で速い。この流れ方を規定しているのは、実はソーシャルグラフです。ソーシャルグラフ上のつながりと、そのときに応じて生まれるユーザーの興味のあり方(インタレスト)によってソーシャルストリームの流れが変わります。

つまり、ソーシャルストリームを掴むには、その流れを生み出しているソーシャルグラフを解析することが必要になります。

GoogleがWebサイトやWebページを検索するためにハイパーリンクを解析したように、Facebookはソーシャルストリームから情報をリアルタイム検索するために、ソーシャルグラフを解析していくことになります。

 

このGoogle対Facebookの戦いこそが、Google対Appleに並ぶ、Webの次のディケイドを見通すための大きな基軸になっていくでしょう。 

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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