今回はベンチャー企業の新規事業立ち上げについて触れてみたいと思います。
僕たちベンチャー企業経営者にとっては、新規事業を創り出し成功させることが最重要ミッションです。
新規事業誕生のパターンとして、
?好景気の時に目立つ何でもトライのダボハゼ型
?思いつきで本業とは全く違う分野へ進出してみる落下傘型
?本業の周辺領域に進出し本業ともシナジーのある滲み出し型
?全く新たな領域を創造する技術革新型
などが挙げられると思います。
また、新規事業検討時は、
?新奇性
?発展性
?収益性
?差別化
?継続性
?経営資源
?本業とのシナジー
?事業化方法
などのチェック項目が、最終GOするか否かのフィルターになります。
新規事業立ち上げ時は、これらの項目などを基点にロジカルに考える必要がありますが、如何せん特にベンチャー企業の新規事業はロジカル性にも限界があります。そこで、そこに加えての独特な直感作用が肝となります。
肝ではありながらもその直感作用、そして新規事業には不確実性が伴うことも事実です。そのことを鑑みると、事業やサービスを固めるだけ固め過ぎてから世に出すよりも、世に出してから得られる市場の反応の中でロジックと直感を磨きながら、柔軟的かつスピーディにブラッシュアップし続けるスタンスの方がうまく行きやすいと考えています。それはまさに、前回のエントリーFastMarketing(ファストマーケティング)のスタンスでもあります。特に昨今の潮流変化の激しいインターネットサービス分野においては、なおさらファストなマーケティングが不可欠ではないでしょうか。-kazu